昨今、ニュースで見ない日がないほどスマートフォンを悪用した特殊詐欺や、強盗の下見と思われる「アポ電」の被害が深刻化しています。その入り口となるのが迷惑電話。最近ではAIで家族の声を作り出す高度な手口まで登場しており、知らない番号からの着信は、もはや単なる迷惑を超えたリスクになりつつあります。
そこで早急に考えたいのが対策方法です。これまでは、“知らない番号には出ない”という個人の意識に頼るしかありませんでした。しかし、今のiPhoneは違います。「電話」アプリに用意された「不明な発信者をスクリーニング」機能で、知らない番号は着信音を鳴らなくしたり、iPhoneの自動応答で用件を聞き出したり、といったことが可能です。さらに、留守番電話に転送してそれを録音・文字起こしできるほか、通話自体の録音機能も用意。もちろん、着信拒否設定も利用できます。
本記事では、それら便利機能の使い方を解説します。知らない番号からの電話に適切に対処し、要らぬリスクを排除しましょう。
知らない番号からの着信は“鳴らさない”。「不明な発信者をスクリーニング」の活用(1)
そもそも、知らない番号からの電話は無視するのが一番なのです。しかし、着信音が鳴ると咄嗟に出てしまうこともあるでしょう。また、もしかしたらあの人かも…と出たら迷惑電話だった!ということもありえます。
その対策に、知らない番号からの電話は着信音を鳴らさない、という設定をしてみましょう。
ちなみに、知らない番号からの電話は、留守番電話に自動転送することができます。また、着信音は鳴りませんが履歴は残ります。そのため、必要な電話だった場合折り返す、といったこともできるのです。
たとえば宅配業者など、登録してない番号でも対応すべきものはあります。重要な相手からの着信を見逃さないために、「電話」アプリに赤いバッジがついたら必ずアプリを開いて履歴をチェックしましょう。
「不明な発信者をスクリーニング」の設定方法









知らない番号からの電話に代理応答。「不明な発信者をスクリーニング」の活用(2)
知らない番号でも、場合によっては重要な電話かもしれません。そのため完全にシャットアウトするのは避けたい。そんな人に役立つのが「通話の理由を尋ねる」機能です。これもスクリーニング機能の1つとして提供されています。
iPhoneが電話の理由を尋ねてくれるので、内容を聞いたうえで判断できます。相手が「〇〇運送です」と話し始めたら電話に出る。あるいは勧誘やセールスなど怪しい電話ならそのまま切る。そういった判断が事前にできて便利です。
相手が話す内容はリアルタイムで文字起こしされ、記録もされるので、わざわざiPhoneを手に取って聴く必要はありません。また、あとから見返すことも可能です。
「通話の理由を尋ねる」の設定方法



留守番電話の文字起こしと通話の録音。「スクリーニング」と一緒に使いたい便利機能
ここまで解説してきた「不明な発信者をスクリーニング」機能と合わせて使い方を覚えておきたいのが、「ライブ留守番電話」と「通話録音」の機能です。
「ライブ留守番電話」は、留守電の内容を記録し、文字起こししてくれる機能。「通話の理由を尋ねる」と同じく、リアルタイムでiPhoneの画面に表示されるので、電話を取るかどうかの判断にも役立ちます。
また「通話録音」は、名前のとおり電話の内容を録音する機能。話した内容は文字起こしされ、iPhoneの「メモ」アプリに保存される仕様です。なお、「通話録音」の機能を使うと「この通話は録音されます」という音声ガイダンスがあなたと通話相手の両方に流れます。そのため、証拠が残ることを嫌う犯罪絡みの電話を切らせる防犯効果にもなるでしょう。
ライブ留守番電話を使う方法



通話録音を使う方法











「着信拒否」の設定方法をチェック! しつこい迷惑電話はブロックしてしまおう
しつこいセールスや勧誘など、何度もかかってくる迷惑電話は「着信拒否」しておきましょう。相手からの電話は無条件で留守番電話に転送され、「着信拒否された留守番電話」に履歴が残ります。






このように、iPhoneはさまざまな迷惑電話への対策機能を備えています。iPhoneの防犯性能を最大限に引き出すため、各自の利用環境に合った設定で迷惑電話を対策してみてください。
また、iPhone標準のセキュリティ機能は日々進化しています。最新の迷惑電話対策を利用するためにも、常にiOSを最新の状態にアップデートすることを心がけましょう。


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