「Apple Intelligence」の力を借りてMacのSiriが大きく生まれ変わりました。新しいSiriでは、表示している画面内容を理解したり、必要に応じてChatGPTと連係することにより、より複雑なタスクをこなせるようになっています。今回は、そんなSiriの新しい活用法を紹介します。
画面の内容やデバイス設定をSiriが「理解」する
新しいSiriの最大の特徴は、ユーザが「今、何をしているか」や「どんなデバイスを使っているか」というコンテクスト(文脈)を理解できる点です。これまでは、質問をする際に毎回、具体的な名称を伝える必要がありましたが、これからはもっと自然な会話で解決できます。
たとえば、アプリを操作しているときに操作方法がわからなくなったら、そのままSiriに聞いてみましょう。Siriは画面上の情報を読み取り、その状況に合わせた回答や、デバイスの設定状況に基づいた知識を提供してくれます。マニュアルを検索して該当箇所を探す手間が省け、作業の流れを止めることなく疑問を解決できます。



ChatGPTの提案から、そのままアクションへ
Siri単独では答えきれないような広範な知識を必要とする質問をした場合は、ChatGPTに協力を仰ぐことができます。ポイントは、単に答えを教えてくれるだけでなく、その回答をもとに次のアクションへスムーズにつなげられることです。それにはまず、「Apple IntelligenceとSiri」の設定で、ChatGPTが使用できるように準備をしておく必要があります。




ChatGPTを使う準備ができたら、さっそく、どう連係するのか見てみましょう。たとえば、友だちとカラオケに行くので、事前に最近の曲をSiriに尋ねてみることにします。Siriに尋ねると、ChatGPTと連係しておすすめのリストを提示してくれます。ここまでは通常のChatGPTを使ったチャットと同じですが、macOS TahoeのSiriなら、その回答に対して「じゃあ、この1曲目をかけて」と頼むだけで、「ミュージック」アプリで即座に再生を開始できます。情報を「調べる」ことと、実際に「操作する」ことがシームレスにつながるため、アプリを行ったり来たりする必要がなくなるわけです。




「表を作って」の一言でファイル作成まで完了
文章やデータの作成も、SiriとChatGPTの連係にお任せしましょう。これまでアプリを開いてゼロから入力していた作業も、Siriへの一声で行えます。
たとえば、「今年の芥川賞と直木賞を受賞した作品は」とSiriに投げかけてみてください。その回答に対して「スプレッドシートを作成して」と依頼すると、ChatGPTがその指示に従って表形式のデータを作成してくれます。
作成された内容はウィンドウ内でプレビューでき、そのままファイルとしてダウンロードも可能です。下書きやひな形の作成はAIに任せて、ユーザは仕上げの作業に集中しましょう。そうすることで作業効率アップは間違いなしです。




プライバシーもしっかり保護
ChatGPT連係機能を使う際、Siriは必ず「その答えを調べるためにChatGPTを使用しますか?」とユーザに確認を求めます。Appleはプライバシー保護を最優先しているので、意図せず外部にデータが送信される心配はありません。安心して新しいSiriの便利さを体験してみてください。




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