筆者が取り組んでいる「(勝手に)Vison ProをNBA好きに布教しようプロジェクト」。先日は、人気NBA YouTuberのニコラス武さんに体験いただいた。
その模様をまとめた記事が「ニコラス武 meets Apple Vision Pro。人気NBA YouTuberが空間コンピュータを初体験。 「2024 NBA All-Star Weekend」 を観て、驚いて、何を語る?」。未読の方はぜひチェックしていただきたい。

そして今回、「BASKETBALL DINER」のお三方にもVision Proを布教することにした。
「BASKETBALL DINER」とは? Apple好きのNBAクリエイター
BASKETBALL DINERは、世界最高峰のバスケットボールリーグ・NBA。そして、日本のプロバスケットボールリーグ・Bリーグ。そのほか、大学、高校とジャンル問わずバスケットボールについてたくさん語るバスケチャンネルだ。
同チャンネルでは、毎週木曜日に「NBAダイナー」と称したライブ配信を行っている。同配信に登場するのは、バスケ雑誌『ダブドリ』発行人の大柴壮平さん。NBA解説者/バスケットボールライターの大西玲央さん。そして、Mac Fan 2025年3月号にも登場したグラフィックデザイナーのMQさん。
また、御三方は各分野でAppleデバイスを愛用するApple好きでもある。

NBA好きにVision Proを布教する理由
さて、なぜ筆者がNBA好きにVision Proを布教しているのかというと、理由は明快。Appleが「2026シーズンのNBA ロサンゼルス・レイカーズの一部試合の生中継をApple Immersiveで楽しめる」と発表したから。NBA好きにとって、Vision Proは今後超注目のデバイスなのだ。
しかし、使ってみないとその本当のすごさはわからない。そして、約60万円からと正直高額…! そこで、まずは体験の場を設けようというわけ。お試しいただいたのは、基本的な操作と「環境」、空間写真/ビデオ、そしてImmarsiveコンテンツの「2024 NBA オールスターウィークエンド」だ。

Vision Proを初体験。お三方のリアクションは?
では、お三方のVision Proに対するリアクションをご覧いただこう。
NBAクリエイターたちは、Vision Proをどう見た?
全員が体験を終え、一息ついてクールダウン。冷静になった状態で、改めて感想を聞いてみた。
グラフィックデザイナー・MQさん

まず前提として、ほかのVRデバイスと比べて映像も音もきれいです。ただその驚き以上に、現実世界と融合している感覚がすごく新鮮だと思いました。Vision Pro上で表示させたウインドウの影が現実世界に落ちることとか、自分の動きと映像のギャップのなさとか。
NBAのコンテンツについては、コートサイドで試合を観たとき以上の“リアルさ”がありました。バスケットボールという競技は、たとえば野球などと比べると選手と観客との距離感が近いスポーツですが、それがこの映像体験に合っていると思います。60万円は確かに高価ですけど、それだけの価値はありますね。
バスケ雑誌『ダブドリ』発行人・大柴壮平さん

実は、もともとVR系のデバイスが苦手なんですよ。頭が大きいから着けづらいのと、VR酔いもしちゃうので。ただVision Proはそれがなかったのがまずすごい。NBAのコンテンツは、とにかく体験としては新しくて、これは多くの人が体験するべきだと思います。
ただ、今のところはハイライト向きだなという印象です。1試合全体の流れを観たり、ひとつひとつのプレイを追っていったりするのは、2Dの俯瞰した映像のほうが向いているのかなと。慣れもあるかもしれませんが。そういう意味では、今配信されている「2024 NBA オールスターウィークエンド」はVision ProとNBAの魅力を打ち出すには最適ですね。
実現性はさておいて、自分の身長からNBA選手を見上げたり、あるいはNBA選手視点の映像が観られる未来にも期待しました。
NBA解説者/バスケットボールライター・大西玲央さん

Vision Proはずっと気になっていて、今回初体験できてよかったです。当初、期待が大きすぎてがっかりしないか不安だったんですけど、完璧に上回ってくれましたね。Vision Proをとおして見える映像はすごくきれいですが、“ほぼ現実”という塩梅が個人的にはちょうどいい印象です。入り込みすぎてしまうのも怖いと思っていたので。
NBAのコンテンツもすばらしいですね。1試合とおして観るとどんな感覚になるのか、それはまだ未知数ですが。フルゲーム観られるとなった場合、座席を選べたりするのもいいなあ。コートサイド席しか選択肢がないと、ちょっと観てて疲れるかも(笑)。
あとは、NBAの楽しさは会場の雰囲気や街ぐるみで盛り上がっている部分にもあるので、そういった“試合以外のNBA”を体験できるコンテンツが出てくるのも面白いな、と思いますね。
Vision Proに興味が湧いたら…。Apple Storeのデモに参加してみよう!
本記事でVision Proを知った読者も多いだろう。少しでも興味が湧いたなら、Apple Storeの無料デモに参加してみてほしい。予約してApple Storeに行くだけで、誰でもこの衝撃体験を味わえる。
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NBAファンよ、今すぐApple Storeに行け! Vision Proの無料デモでレブロン・ジェームスのトランジションダンクをくらってきた


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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_







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