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iPhoneやMacを高速充電できるAnker最上位シリーズ充電器2種レビュー。 小型高出力の160W充電器と冷却対応Qi2 25Wスタンド

著者: 佐藤彰紀

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iPhoneやMacを高速充電できるAnker最上位シリーズ充電器2種レビュー。 小型高出力の160W充電器と冷却対応Qi2 25Wスタンド

充電器メーカーAnkerの最上位シリーズ「Anker Prime」に、6つの新製品が加わった。同シリーズの充電器は、同社の独自充電技術「GaNPrime」により100W超の高出力と小型筐体、ポート間の柔軟な電力分配を実現してきた。今回の「Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)」はGaNPrime 2.0を採用し、さらなる小型化と単ポートでの140W出力を両立している。

2025年7月登場の新ワイヤレス充電規格「Qi2 25W」に対応する3-in-1スタンドの「Anker Prime Wireless Charging Station (MagGo, AirCool, Dock Stand)」は25W給電に加え、冷却ファンとペルチェ素子で発熱を抑える。

本記事では、この2製品を実機レビューする。

単ポート最大140W出力の小型充電器「Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)」

Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)

Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)は3ポートで合計160Wを給電できるUSB急速充電器。搭載されたディスプレイからは「充電W数」「充電器温度グラフ」「充電モード」が確認できる。140Wの急速充電機能を持つのにサイズは驚くほどコンパクトで、持ち運びにぴったりだ。

Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)
クレジットカードとのサイズ比較
クレジットカードとの大きさ比較。約65 × 52 × 35mmで、クレジットカードと重ねてみてもすっぽりと収まるサイズ感だ。重さは220gと、カバンに入れても苦にならない。

「GaNPrime2.0」を採用したことで、電力配分システムのPowerIQは5.0、温度監視のActiveShieldは4.0を搭載。PowerIQ 5.0はUSB PD 3.1に対応し、単ポート140Wを実現、約2分ごとに電力を自動再配分して充電完了デバイスから未充電側へ効率よく電力を再分配する。ActiveShield 4.0は毎秒120回の温度監視で高出力時の安全性を確保している。

本機はBluetoothでiPhoneと連係し、「Anker」アプリ上で充電モードを設定できる。デフォルト設定では「自動分配モード」で、必要なデバイスに割り振られる。このほかに「C1集中モード」と「手動設定モード」があり、「C1集中モード」ではC1ポートに優先的に電力を供給する。「手動設定モード」は各ポートに160Wの電力をどのように配分するかをユーザ自身で決めることができる。

この手の充電器でよくある、一つのポートだけが高出力対応ということもなく、ポートによる最大出力の差がない。

また、ポートの出力のオン/オフもアプリ上で操作でき、1時間後にオフのようなタイマー設定も可能だ。「PowerIQ 5.0」で給電の制御が行われているので、設計上は過充電などが起こらないようになっているが、気になる方はタイマーでオフにできる。

実際にMacBook Pro、MacBook Air、Windows PCを同時に充電してみたところ、合計で156Wを分配してくれた。C1ポートには使用中のMacBook Proを接続していたためか、より多くの電力が供給されていた。

また、充電中に本体を触るともちろん熱いものの、触れられないほどの熱さになることはなかった。

Ankerアプリ画面01
アプリと連係すると、充電モードをワンタップで変更可能だ。
Ankerアプリ画面02
「PowerIQ 5.0」によって接続しているケーブル情報、充電情報、デバイス情報が判別できるようになっている。
Ankerアプリ画面03
3ポート合計で156Wの充電を確認できた。

160Wの高出力をこのコンパクトさで実現する本機は、デスク上でMacや周辺機器を充電するのにはもちろんのこと、旅行/出張先で複数デバイスを急速充電するのに最適。加えて安全性への配慮、電力分配もできる万能な充電器だ。




25W給電対応3-in-1スタンド「Anker Prime Wireless Charging Station(3-in-1, MagGo, AirCool, Dock Stand)」

Anker Prime Wireless Charging Station(3-in-1, MagGo, AirCool, Dock Stand)

Anker Prime Wireless Charging Station(3-in-1, MagGo, AirCool, Dock Stand)はiPhone、Apple Watch、Airpodsの3機種を同時にワイヤレス充電できる、いわゆる3-in-1ワイヤレス充電スタンドだ。

メインのマグネット式ワイヤレス充電は、充電規格「Qi2 25W」を搭載しており、対応機種に25Wで充電できる。

Apple Watch用の充電は最大5W、対応するApple Watchには急速充電も可能だ。そのほかのワイヤレス機器用の充電も同じく5W。65W対応電源アダプタと、USB-Cケーブルが付属するので、周辺機器を買い足す必要はない。

ワイヤレスで25W充電するとなると発熱が気になるところだが、ペルチェ素子と冷却ファンで発熱対策もバッチリ。スマートフォンとの接触面が冷却されるようにペルチェ素子が配置されており、ペルチェ素子の発熱面に冷却ファンで風を送ることで高い放熱性を実現している。

25W充電パッド背面
マグネット充電パッドの背面。ファンとペルチェ素子によって効率的に熱を放出できる設計だ。

また、Qi2 25W充電部は、角度調整が可能で、水平からほぼ鉛直までの可動域を持つ。

iPhoneを水平方向にセットした充電器。
水平に角度調整した様子。
iPhoneを鉛直方向にセットした充電器。
iPhoneを立てるように角度調整した様子。完全に鉛直まではいかないが、デスクで使う分には問題ないだろう。

本機もBluetooth接続によって充電モードを管理でき、Qi2 25Wでの充電を管理できる。充電フルスピードで充電できる「冷却モード」、より発熱に気を遣う人のために「急速冷却モード」、睡眠用の「スリープモード」が用意されている。

Ankerアプリ画面04
アプリからワンタップで充電モードを変更できる。

寝室で使ってみると、「冷却モード」や「急速冷却モード」はファン音は聞こえるが、就寝時に気になるかは個人差の範囲。気になる場合は、タッチディスプレイをダブルタップしてファンを使わない「スリープモード」に切り替えられる。スリープモードはファンが停止して、ディスプレイも消灯する。

Anker Prime Wireless Charging Station(3-in-1, MagGo, AirCool, Dock Stand)ディスプレイ
ディスプレイはタッチ操作が可能で、充電モードの選択ができる。また、充電W数、充電温度の確認、時計機能などいろんな機能がついている。

デスクでも寝室でも配線をすっきりさせつつ、高速充電と温度管理を両立するハイエンド3-in-1スタンドだ。Qi2 25W対応製品はまだ少なく、iPhoneの高速ワイヤレス充電を求めるユーザにとって有力な選択肢になるだろう。

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著者プロフィール

佐藤彰紀

佐藤彰紀

『Mac Fan』編集部所属。ECサイト運営などの業務を経て編集部へ。好きなものは北海道と競技ダンスとゲーム。最近はXR分野に興味あり。

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