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macOS Tahoeで進化した「TV」アプリ。Liquid Glass採用で操作性と一覧性が向上!

著者: 松山茂

macOS Tahoeで進化した「TV」アプリ。Liquid Glass採用で操作性と一覧性が向上!

Macに搭載されている「TV」アプリを使えば、Appleのサブスクリプションサービス「Apple TV+」を楽しむことができます。

すでに「TV」アプリを使って、映画やAppleオリジナルのドラマ番組、毎週2試合メジャーリーグベースボール(MLB)をライブ配信する「フライデーナイトベースボール」などを楽しんでいる人もいるのではないでしょうか?

このようにApple TV +を楽しめる「TV」アプリは、macOS Tahoeで進化しました。今回は「TV」アプリがどのように変わったのか解説してみましょう。

Liquid Glass採用で操作しやすくなった!

macOS Tahoeでは、システムだけでなく標準アプリもLiquid Glass対応にリデザインされています。

コンテンツを視聴している最中のUIも、Liquid Glassによって背景に溶け込みつつ操作しやすくなりました。

映像コンテンツを扱う「TV」アプリだからこそ、ガラス風の質感や反射、屈折などの表現を取り入れたLiquid Glassは最適な存在だと言えるでしょう。

前バージョンのmacOS Sequoiaでは、左のサイドバーが透過されていません。
macOS Tahoeでは、Liquid Glassで背景のコンテンツが薄く透けて見えるので圧迫感がなくなりました。
アップデート以前では、シンプルなボタンでした。特に
[10秒前に戻る][10秒先に進む]のボタンは、小さくて操作しにくい部分もありました。
コンテンツ再生中の一時停止や10秒前後に移動するボタンなどもLiquid Glass化され、背景に自然に馴染んでいます。一時停止ボタンも、大きくなって操作性が増しました。




シネマ風ポスター表示で一覧性をアップ

「TV」アプリを開いてサイドバーから「ホーム」や「Apple TV+」を選ぶと、トップ10や最新リリースが一覧できます。今までは、コンテンツを横長のサムネイルで表示していたため、一度で見渡せる作品数が限られていました。ざっと見回すだけでも何度もスクロールが必要だったのです。

一方でmacOS Tahoeからは、この表示が縦長のポスター風になったので一覧性が高まりました。映像やアートワークを強調する表示になったので、より目を引きます。

以前のランキングでは、トップ10の中の上位の3つぐらいしか表示できませんでした。
macOS Tahoeからは、同じウインドウサイズでも縦長の映画ポスターになり、トップ5程度まではスクロールなしで確認できます。

Apple Eventも「TV」アプリで視聴できる!

ちなみに、「TV」アプリではAppleが配信している映画やAppleオリジナルのドラマ番組だけでなく、WWDCや新製品発表のイベントも視聴できます。

過去のイベントも再生できるので、もう一度見返したい製品発表があれば「TV」アプリを使って再生してみましょうか。

歴代のApple Eventも「TV」アプリから検索して閲覧できます。

著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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