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「共有」の誤タップで大惨事。ビデオ通話中、見ていたWebページがシェアされる⁉︎  iPhoneの操作トラブルを防止する方法

著者: 中臺さや香

「共有」の誤タップで大惨事。ビデオ通話中、見ていたWebページがシェアされる⁉︎  iPhoneの操作トラブルを防止する方法

Webサイトの閲覧中、意図せずURLをシェアしてしまうかも…!

Webサイトを見ているときに、うっかり「共有」ボタンを押してしまい、意図せずURLをシェアしてしまった経験はありませんか? Webサイトの閲覧情報はプライベートなものですし、不要なトラブルは避けたいもの。

実は、誤タップが起こるのは、「共有」ボタンを押すと上部に「よく連絡を取る相手」が表示されるのが大きな要因です。実はこの「よく連絡を取る相手」は、非表示にすることができます。誤爆を防止したいなら、設定してみましょう。

Webサイトの閲覧中、画面右下の[…]をタップ
①Webサイトの閲覧中、画面右下の[…]をタップします。
メニューが開いたら[共有]をタップ
②メニューが開いたら[共有]をタップ。
すると、よく連絡をとっている相手のアイコンが上部に表示される
③すると、よく連絡をとっている相手のアイコンが上部に表示されます。
④手順③で友だちのアイコンをタップすると、各アプリの画面が開きます。ここで送信ボタンをタップすると、相手にURLが送られてしまいます。




「よく連絡を取る相手」の提案を非表示にする方法

「よく連絡を取る相手」の表示をオフにする方法は簡単です。「設定」アプリを起動したら、[Apple IngelligenceとSiri](iPhoneのモデルによっては[Siri])をタップ。

続いて、画面を下にスクロールし、「提案」の中にある[共有中に表示]を選べば、これで設定は完了です。

これで、「共有ボタン」を押しても、“よく連絡を取る相手”が表示されなくなります。

「設定」アプリを起動したら、[Apple IngelligenceとSiri]をタップ
①「設定」アプリを起動したら、[Apple IngelligenceとSiri]をタップ。iPhone 15 Pro以前のモデルをお使いの場合は、[Siri]を選びましょう。
続いて、「提案」の中にある[共有中に表示]を選択
②続いて、「提案」の中にある[共有中に表示]を選択します。これで設定は完了です。
これで「共有ボタン」を押しても、“よく連絡を取る相手”が表示されなくなる
③これで「共有ボタン」を押しても、「よく連絡を取る相手」が表示されなくなります。

ビデオ通話中の誤爆トラブルにもご注意を!

「共有」ボタンから以外にも、ビデオ通話時の誤爆にも注意が必要です。たとえば、「FaceTime」でビデオ通話をしているとき。誤って、自分が直前まで見ていたWebサイトの画面が相手に表示されてしまうことがあるんです。

これは、iPhoneの「SharePlay」という機能によるもの。もともとは、通話相手と一緒に動画や音楽を楽しむための機能です。

Webの閲覧履歴は大切なプライバシー情報なので、他人に見られたくない場合はSharePlayをオフにしましょう。

「FaceTime」でビデオ通話中に、画面下部の[…]をタップ
①「FaceTime」でビデオ通話中に、画面下部の[…]をタップします。
続いて、[SharePlay]を選択
②続いて、[SharePlay]を選択。
ここで[Safari]を選ぶと、自分が直前まで見ていたWebサイトが、「ミュージック」を選ぶと、自分の「Apple Music」アプリのライブラリが相手の画面に表示されてしまう
③ここで[Safari]を選ぶと、自分が直前まで見ていたWebサイトが開き、画面共有されます。
このように、画面いっぱいに表示される
④画面いっぱいに表示され、相手にも見えてしまいます。




「SharePlay」をオフにする方法

誤爆を避けるには、「設定」アプリを起動し、[スクリーンタイム]をタップ。続いて[コンテンツとプライバシーの制限]→[許可されたアプリと機能]と進みます。ここで、[SharePlay]の項目のチェックをオフにすれば、設定は完了です。

①「設定」アプリを起動したら、[スクリーンタイム]をタップ。
②続いて、「制限」の中にある[コンテンツとプライバシーの制限]を選択します。
③[許可されたアプリと機能]をタップ。
④[SharePlay]という項目のチェックをオフにします。これで設定は完了です。

これで、「FaceTime」でビデオ通話利用時に「共有ボタン」を押しても大丈夫。SharePlay用のボタンは表示されないので、相手に画面が共有されることはありません。代わりに、「ライブキャプション」という、通話内容を文字起こしする機能が自動で起動するようになります。

「FaceTime」でビデオ通話利用時に「共有ボタン」を押す
①「FaceTime」でビデオ通話利用時に「共有ボタン」を押します。
すると、SharePlay用のボタンは表示されない。代わりに、「ライブキャプション」という、通話内容を文字起こしする機能が自動で起動する
②すると、SharePlay用のボタンは表示されません。代わりに、「ライブキャプション」という、通話内容を文字起こしする機能が自動で起動します。

ちょっとした操作ミスによる誤爆を避けるためにも、ぜひ必要に応じて設定してみてください。

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著者プロフィール

中臺さや香

中臺さや香

Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、乗馬、最新のガジェットを触ること。家中まるっとスマートホーム化するのが夢です!

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