Apple TV+が第77回プライムタイム・エミー賞で、過去最多となる22の賞を獲得した。中でも注目は、初年度のコメディシリーズ「ザ・スタジオ」が13冠を達成し、エミー賞史上最多記録を更新したことだ。
「ザ・スタジオ」がコメディ部門で圧倒的な存在感
Apple TV+のオリジナルコメディシリーズ「ザ・スタジオ」が、作品賞コメディシリーズ部門をはじめ、主演男優賞(セス・ローゲン)、脚本賞、監督賞など主要部門を含む13の賞を獲得。初年度のコメディシリーズとしては前例のない快挙となった。
本作は、セス・ローゲン演じるマット・レミックが、問題を抱える映画スタジオの代表に任命され、混乱の中で映画制作に奮闘する姿を描く。パーティ、撮影現場、会議、授賞式など、映画業界の舞台裏をユーモラスかつシニカルに描写している。

「セヴェランス」がドラマ部門で最多8冠
世界的ヒット作「セヴェランス」は、主演女優賞(ブリット・ロウワー)、助演男優賞(トラメル・ティルマン)など、ドラマ部門で最多となる8つの賞を獲得。シーズン2では、記憶を分離する「セヴェランス」手術の影響が深まり、登場人物たちが悲劇的な運命に直面する。
本作は、仕事と私生活の記憶を分離された社員たちが、企業の謎に迫るサスペンスドラマ。Apple TV+の中でも特に評価が高く、クリエイティブ・アーツ・エミー賞でも複数の部門で受賞している。

「窓際のスパイ」が監督賞を受賞、Appleの多様性を示す
Apple TV+のスパイドラマ「窓際のスパイ」は、監督賞ドラマシリーズ部門を受賞。ゲイリー・オールドマン演じるジャクソン・ラムが、MI5のはきだめ部署でエージェントたちを率い、英国を守る姿を描く。
本作は、ダークなユーモアと緊張感が絶妙に融合した作品で、Appleのオリジナルコンテンツの幅広さと質の高さを象徴するシリーズとなっている。

Apple TV+、オリジナル作品で620冠達成
今回のエミー賞での快挙は、Apple TV+が単なる配信サービスではなく、世界最高峰のクリエイティブ集団であることを証明した。コメディ、ドラマ、スパイ作品とジャンルを超えて評価されるAppleのオリジナル作品は、今後も業界を牽引していくだろう。
Apple TV+は、2019年のサービス開始以来、全作品がオリジナルで構成されており、今回のエミー賞受賞により、累計620の賞を獲得。ノミネート数は2816に達している。
ザック・ヴァン・アンバーグ氏とジェイミー・エーリッヒ氏は、「ストーリーテリングの力が人々を結びつける」と語り、受賞者とファンへの感謝を述べた。
Apple TV+は、テレビ、モバイル、PCなど多様なデバイスで視聴可能。今後も、革新的な作品を世界中に届けていく。
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