iPhoneの「ウォレット」に、マイナンバーカードを追加できるようになった。「iPhoneのマイナンバーカード」でできること、カードの登録方法、そして今後の展開や注意点について解説しよう。
※この記事は『Mac Fan』2025年9月号に掲載されたものです。
iPhoneの「ウォレット」にマイナンバーカードを追加。コンビニ複合機にかざせば、住民票も楽々取得!
2025年6月から、マイナンバーカードをiPhoneの「ウォレット」アプリに追加できるようになった。これにより、薬や医療費、年金の記録や確認などをiPhone上で行える。
さらに、住民票の写しや印鑑登録証明書といった各種証明書の取得も、コンビニエンスストアの複合機にiPhoneをかざすだけで利用可能だ。
iPhoneにマイナンバーカードを追加するには、「マイナポータル」アプリが必要だ。詳しい方法は下記の手順を確認してほしい。なお、一度追加してしまえば、以後マイナンバーカードをiPhoneで使う場合、iPhoneのサイドボタンをダブルクリックするだけで呼び出せる。
呼び出したら、コンビニエンスストアに設置してある複合機にiPhoneをかざし、Face IDやTouch IDで認証するだけ。マイナンバーカードを使う際、何度も暗証番号を入力させられて手間に感じた人もいるだろう。それが解消されるのはうれしいポイントだ。
iPhoneにマイナンバーカードを追加する方法






「iPhoneのマイナンバーカード」は、マイナ保険証に対応予定。確定申告もスムースになるかも?
iPhoneのマイナンバーカードは、今後病院や薬局でのマイナ保険証にも対応する予定だ。また、実物のマイナンバーカードを読み取ることなく、iPhoneだけで申告書の作成やe-Tax送信ができるよう、2026年の確定申告に向けて対応予定とのこと。さらには、銀行の口座開設や本人確認を求められるシーンでも利用できるようになるそうだ。
iPhoneのマイナンバーカード内には、医療や銀行口座など、プライバシー性の高い情報は記録されない。そのため安心て利用できるのもいいところ。
さらに、「マイナポータル」アプリ内で「iPhoneを探す」を有効にしておけば、万が一iPhoneを紛失した場合、マイナンバーカードを一時的に利用停止できる。iPhoneの「ウォレット」にマイナンバーカードを追加する際、あわせて設定しておこう。
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著者プロフィール
山田井ユウキ
2001年より「マルコ」名義で趣味のテキストサイトを運営しているうちに、いつのまにか書くことが仕事になっていた“テキサイライター”。好きなものはワインとカメラとBL。







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