1台でモバイルバッテリとイヤフォンの2つの機能をで実現!
この製品を手にしたとき、思わず「その発想があったか」とうなりました。
この「Soundcore P41i」は、単なるモバイルバッテリでもなければ、単なるワイヤレスイヤフォンでもありません。なんと“充電ケースがモバイルバッテリになるワイヤレスイヤフォン”なんです!
Anker Soundcore P41i (Bluetooth 5.3) 【モバイルバッテリー搭載完全ワイヤレスイヤホン/ウルトラノイズキ…
たしかに、ワイヤレスイヤフォンのケースはイヤフォンを充電する機能を備えていることが多いですよね。「じゃあUSB-Cケーブルをつけて、iPhoneを充電できる出力に対応してしまえば、モバイルバッテリとしても使えるんじゃない?」と言われてみればそのとおり。これを実現できるのはさすがです。
約114gのコンパクトな設計!
サイズ感も絶妙で、重さはケース込みでたったの約114g。縦と横の長さはクレジットカードとほぼ同じで、手のひらに収まる大きさです。にもかかわらず、3000mAhのバッテリが内蔵されており、イヤフォンの充電だけに使用した場合は、充電ケース使用時で最大192時間も再生し続けることが可能です。
一方、本体に内蔵するUSB-Cケーブルを使ってiPhone 16を充電した場合は、だいたい40%の充電ができると考えてよいでしょう。
モバイルバッテリとして見ると少し物足りなく感じるかもしれませんが、忘れてはいけません。こいつの本分はワイヤレスイヤフォンということを。普段から持ち歩いているワイヤレスイヤフォンに、“おまけ”としてiPhoneを充電できる予備バッテリが付いていると考えると、非常にお得感がありますよね。
荷物を減らしたい方にとってはまさに理想的なアイテムではないでしょうか。

気になるイヤフォンとしての性能は…? 音質も遜色なし
とはいえ、イヤフォンとしての性能も気になるところ。いくらモバイルバッテリを兼ねているといっても、音質や着け心地には妥協したくありませんからね。
実際に使用してみると、まず着け心地の良さに驚きました。イヤフォンの形状はどこかAirPods Proに似ており、シリコン製のイヤチップが耳にしっかりフィットします。もし耳に合わなくても、大小さまざまなサイズのイヤチップが付属するので、自分の耳に合わせてカスタマイズ可能。片耳あたりの重さはわずか約5gで、長時間着けていても問題ありませんでした。
肝心の音質については個人の好みも影響しますが、日頃からAirPods Proを使っている筆者としては「ほぼ遜色なし」と感じました。
iTunes Storeで購入した楽曲を聴き比べたところ、両者に違いは感じられたものの、どちらが優れているかを断言できるほどの差は見い出せませんでした。
ケースもiPhoneスタンドとして使える! 一石三鳥なイヤフォン
また、ノイズキャンセリング機能を搭載する点や、ケースの蓋の裏にスマートフォンを立てて動画を楽しめる点、さらに、小雨程度なら問題なく使える防水性能まで備える点がグッド。
この製品は、今後ワイヤレスイヤフォンを選ぶ際に、間違いなく候補に入れるべき優れたアイテムといえるでしょう。

Anker Soundcore P41i (Bluetooth 5.3) 【モバイルバッテリー搭載完全ワイヤレスイヤホン/ウルトラノイズキ…
※この記事は『Mac Fan』2025年9月号に掲載されたものです。
著者プロフィール
山田井ユウキ
2001年より「マルコ」名義で趣味のテキストサイトを運営しているうちに、いつのまにか書くことが仕事になっていた“テキサイライター”。好きなものはワインとカメラとBL。




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