頑丈なSSDなら持ち運びも安心!
仕事や趣味で写真を撮ることが多い筆者にとって、外部ストレージは欠かせない存在です。持ち運んで外で使う機会も多いので、大容量なのはもちろん、衝撃に強く、取り回しのよいアイテムを探していました。そんなときに見つけたのが、今回解説する「ESD-EHBシリーズ」です。
本製品は、防塵・防滴・耐衝撃というタフさと、USB 3.2 Gen2x2による高速転送を両立した実用的なアイテム。日常のファイル管理から屋外での撮影や移動中のバックアップ、さらには災害時のデータ保全まで、幅広いシーンで頼れるSSDなんです。
素材は、金属筐体にはアルミを、外皮には樹脂を採用しているため、内部の熱を効率よく放出しつつ、外部からの衝撃を緩和する構造になっています。外観は無骨すぎず、手になじむマットな質感と滑りにくい点が好印象。サイズは手のひらに収まる程度で、重量も約85グラムと軽量なので、バッグやポケットに気軽に収納できます。
また、ストラップホールを搭載するため、カラビナに取り付ければ持ち運びもらくらく。普通は慎重に扱うべきSSDを鞄にぶら下げられるって、なかなか斬新だと思いませんか?

防塵・防滴性能はIP55に準拠し、米国軍用規格の「MIL-STD-810G 516・7」にも適合しているので、砂埃の多い環境や多少の水滴がかかる場面でも安心して使えます。もちろん、水没や過度な衝撃には注意が必要ですが、アウトドアや取材中の移動など、一般的なポータブルSSDでは不安を感じるような状況でも、破損を気にせず安心して使えるのはうれしいポイントです。
超高速転送にも対応
肝心の転送速度は、読み書きともに最大1700MB/sの超高速転送が可能。残念ながら筆者のM2搭載MacBook AirはUSB 3.2 Gen2x2に対応していないため、速度は半分の10Gbpsになってしまいましたが、それでも1000MB/sに迫る速度が出ました。USB 3.2 Gen1やGen2に対応した環境であれば、タフなパフォーマンスを発揮します。たとえば、動画編集や一眼レフカメラのバックアップや、iPhoneで撮影した大容量データの一時保管など、使い方次第でこの高速性は大いに活きるでしょう。

さらに、パスワード認証方式のセキュリティソフト「PASS」が利用できる点も大きな魅力です。通常、この手のソフトはウィンドウズ(Windows)版のみが提供されていることが多いのですが、こちらのソフトはMac版も提供されており、パスワードで保護された隠しフォルダを使うことで、機密性の高いデータのバックアップも安心して行えます。
容量は500GB、1TB、2TBの3種類から選べます。コストを抑えたい方には500GB、写真や動画の保存をメインに考える方なら1TB以上が安心です。持ち運びやすく、安全なSSDなので、1台あるときっと重宝するはずです。
※この記事は『Mac Fan』2025年9月号に掲載されたものです。
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