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狭い家にちょうどいい! ロボット掃除機「Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット」レビュー。ステーションが超小型。“60日間ゴミ捨て要らず”はズボラの味方!

著者: 大竹望未

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狭い家にちょうどいい! ロボット掃除機「Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット」レビュー。ステーションが超小型。“60日間ゴミ捨て要らず”はズボラの味方!

私ごとですが、最近一人暮らしを始めました。ただ最近は、いちいち掃除機をかけることが面倒になり、床に小さなゴミがあっても、見て見ぬふりをすることが増えました。

私はロングヘアなので抜ける髪の毛の量も多く、地味にこれがストレスです。いろいろなロボット掃除機の製品情報を眺めつつも、一人暮らしの狭い部屋にロボット掃除機と充電ステーションを置くスペースはありません。そう考え、ロボット掃除機購入はあきらめていました。

そんなときに、ルンバシリーズで有名なiRobotから非常に充電ステーションが小さな「Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット」を見つけました。しかも本体内にダストステーションが内蔵されているため、60日間ゴミを捨てなくてもいいそう。

これはズボラな私にピッタリ! 幸いにもメーカーからお借りできたので、さっそくレビューしていきます。

「Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット」は、充電ステーションが超小型でスッキリ

家に置いてみて最初に驚いたのは、そのコンパクトさです。ロボット掃除機といえば、大きな充電ステーション内にゴミ収集機能が搭載されているなど、存在感があるイメージでした。しかし本製品は、Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット本体にゴミ収集機能が搭載されています。6.5畳の我が家でもそこまで目立たず、部屋になじんでいました。

部屋の隅に置いていても、充電ステーションは8.8(H)×13.4(W)14.6(D)の小型なため、違和感なく置くことができます。

Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット本体を見てみると、ゴミの収納スペースがあります。しかも、業界初の機械式ゴミ圧縮機能がついているため、ゴミを自動的に圧縮してたくさん収納してくれるんです。実際に30日ほど使ってみましたが、1度も捨てることなく使い続けられました。

製品本体内のダストステーションにゴミを収納することができます。さらに、ゴミ圧縮機能があるためゴミを捨てる頻度を下げることができます。

付属品として、マイクロファイバーモップパッドが搭載されています。このモップパッドをセットし、水と洗剤を入れることで、水拭きができます。

製品の背面に、付属しているモップパッドとエッジクリーニングブラシを取り付けます。モップパッドはスライドさせるだけですぐに取り付けることができました。



「Roomba Home」アプリとの連携も簡単! 部屋のマッピングもラクラク

さて、アプリと連携することで、より多くの機能を使うことができます。ダウンロードし、Wi-Fiとつなげるなど、Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット本体との設定を行いました。

Roomba® Home

【開発】
iRobot Corporation
【価格】
無料
【備考】


そして接続したあとは、部屋の構造を読み取る「マップ」を作成します。部屋の間取りが1Kである私の家では、1分ほどですぐ読み取ってマップを作成することができました。

Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットが部屋を読み取り、マップを作成してくれます。
マップを編集して、部屋の名前を「リビング」や「キッチン」に変更することもできます。

アプリで掃除をスタート。掃除の種類やレベルの設定もできる!

さっそく、部屋を掃除してみました。アプリから掃除を開始することができ、掃除する部屋の指定や細かい掃除の指示も可能です。

掃除は、[掃除機がけと水拭き掃除]、[掃除機がけのみ]、[水拭き掃除のみ]の3種類から選べます。また、清掃のレベルも[ライト清掃]、[通常の清掃]、[ディープクリーン]から選択できます。

掃除の種類や掃除のレベルに合わせて、必要な時間も表示してくれます。
清掃が推奨されている部屋は、部屋がオレンジ色に変わります。

7畳ほどの我が家では、ディープクリーンでじっくり掃除しても30分ほどで清掃が完了。あれだけ面倒に感じていた掃除も、アプリからの指示1つで掃除機がけと水拭き掃除まで完了してくれるなんて感動です。

私は、リビングは掃除機がけのみ、キッチンは掃除機がけと水拭き掃除でじっくり清掃といったように、場所によって方法を変えていました。水拭き掃除をしても、床がびちょびちょになることはなく、よく絞った布で雑巾掛けしたようになったので快適でした。

またリビングやキッチンどいった部屋単位だけではなく、部屋の一部など指定した場所のみも[スポット清掃]として掃除を行えます。一部だけささっと清掃したいときに便利です。

部屋のマップ上で、掃除してほしい箇所に
四角の枠を動かします。
置いた場所に向かってRoomba 205 DustCompactor Combo ロボットが移動して、重点的に清掃を行ってくれます。


いざ掃除。Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットの性能やいかに?

気になる部屋の隅に関しても、エッジクリーニングブラシでうまくゴミをかき集めてくれました。細かいゴミが残ることもなく、きれいに吸い取ってくれます。

すばやく回転してゴミを集めてくれます。Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットが通ったところは、集めきれなかったゴミもなくピカピカになっていました。

ただ少し気になったのは、ラグの上の清掃です。私の家には、厚手のラグがあるのですが、Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットを使って清掃したところ、ときどき引っかかってしまうことがありました。たいていは、自力で通ったり進行方向を変えたりして進んでくれるのですが、ごくたまに引っかかり清掃が中止してしまうため、205 DustCompactorを平らな場所に戻す必要があります。

「ここさえ解決すれば完璧なのに…」となんとも歯がゆい思いでした。

Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットがときどきラグの上で引っかかってしまいました。

アプリは機能性抜群! 掃除した場所の確認や、掃除方法のカスタムまで!

Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットを使っていて、便利だと思った点はアプリで細かく設定や確認ができることです。

特に前モデルからアプリが進化したところは、Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットが清掃した場所をアプリで確認できるようになった点です。どこを通ったのかが一目でわかり、清掃に対する安心感が高まりました。

ルンバ205が通ったところは、緑色の線で一目瞭然です。

また先ほども触れたとおり、アプリから清掃レベルを細かく設定できます。部屋や水拭きの有無などを設定できるのはもちろんのこと、清掃モード設定をさらに細かく手動で調節できます。

それぞれの部屋ごとに、水分量や吸引力、回転速度まで設定できます。

特に部屋が汚れていると感じるときは、吸引力を高くし、走行回数を2回に設定すると念入りに掃除を行ってくれます。

また、自分が外出している間でも隅々まで掃除してくれます。そして清掃が終わると、アプリに清掃が終了した通知がくるため、快適な気持ちで家に帰ることができました。アプリを使えば、Wi-Fi 経由でルンバを遠隔操作し、掃除の開始・停止、スケジュール設定などが可能です。一人暮らしとなると、家に人がいるタイミングが当然少なくなるので、多忙な社会人にとって最適だと思いました。

清掃が完了すると、アプリで通知を受け取ることができます。

面倒な掃除機がけや水拭きをアプリから押すだけで行え、ピカピカになってくれる点や充電ステーションの小型性能を考えると6万円を切るとなると「買い」ではないでしょうか。

特に私のような単身世帯暮らしで、大きいロボット掃除機を置くスペースがないものの、こまめに掃除機をかけたりゴミを捨てたりするのは面倒という人に向いている製品だと思いました。

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著者プロフィール

大竹望未

大竹望未

『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利でおもしろいガジェット、iPhoneのTipsを日々探しています!

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