2024年6月13日、PhotoshopやIllustratorなどでおなじみのAdobeの発表会が開かれました。イベントの趣旨は、6月15日の「PDFの日」に合わせて、PDFの重要性と便利さを伝えるというもの。
印象的だったのが、「日常でやらなくてもいいのに一応やっている業務」をテーマにした川柳を募ったコンテスト・「私のイチオー業務川柳」の発表です。なんとこの川柳、5月15日から5月29日の約2週間の間に、1000件を超える応募があったといいます。
最優秀賞に選ばれた川柳はこちら。
電子書類 印刷手書き 再スキャン
受賞理由について、アドビ株式会社の竹島拓也さんは、「誰もが経験したことがあるシチュエーションで、読み上げたときのテンポが良かったですね」と話していました。
さらに、発表会にはお笑い芸人ミキの2人もゲスト参加して、会場を沸かせていました。弟の亜生さんが気に入った川柳はこちら。
空気読み お辞儀ハンコで ヨイショする
ミキの2人は「お辞儀ハンコ」という言葉を知らなかったそうで、上司の隣にハンコを押すときに頭を下げるように軽く傾けて押すことだと、マネージャーさんに教えてもらったそうです。ちなみにこのマネージャーさんは「私は平社員だから180度逆さにして押している」と言っていたそうです(亜生さん談)。
また、ミキの2人も自作の川柳を披露しました。弟・亜生さんが作った川柳はこちら。
出番前 西川きよしに 要注意
このエピソードには背景があって、お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一さんが痛風になった際に、きよし師匠が収録間際に1リットルの牛乳を持ってきて、「これ飲みー! 飲み終わるまで待ってる!」と言ったのだそうです。この話を聞いた昴生さんは「もはやこの川柳は吉本興業の社訓です」と断言していました。
発表会では、Adobe Acrobatに搭載されている言語系AIの「AI Assistant」という技術のデモも実施されました。
同機能は、生成AIでPDFなどのドキュメントを要約したり、対話形式で内容に関して質問したりできるというもの。Adobe Acrobat ReaderおよびAcrobatデスクトップ版、Webアプリ版、モバイルアプリ版で利用可能で、いずれも月額4.99ドルのサブスクリプション加入が必要です。現時点で利用できる言語は英語のみですが、日本語への対応も進めているのだそうです。
さて、コンテストに触発された私も「業務効率化」をテーマに川柳を作ってみましょう。
出社する 10分前に 目覚メイク
少しでも長く寝たいので、朝ギリギリに起きて眠い目をこすりながら化粧している様子を表しました。睡眠時間をなるべく長く確保し、業務効率を高めようということで、無理やりつなげさせていただきます(笑)。
皆さんもイチオー川柳を考えてみてはいかがでしょうか?
なぜMacはデザイナーに愛用されているのか? その理由のひとつは、Adobeの共同創業者ジョン・ワーノック氏が考案したPostScriptの価値をAppleが見出し、MacintoshからDTP(デスクトップパブリッシング)の歴史が始まったことからです。2023年8月に逝去したワーノック氏が歩んだDTP革命の道を辿った記事も合わせてご覧ください。
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著者プロフィール
中臺さや香
Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、読書、最新のガジェットを触ること。月に一度、Appleに関する最新情報を生配信で解説している「Mac Fan News」も見にきてください!