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Belkinの新型マルチポートハブ3種をレビュー/搭載ポートの違い、性能差、おすすめタイプを徹底解説!

著者: 佐藤彰紀

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Belkinの新型マルチポートハブ3種をレビュー/搭載ポートの違い、性能差、おすすめタイプを徹底解説!

Apple公式パートナーブランドのBelkinから3種類のマルチポートハブが登場した。アルミ合金でできたボディはMacやiPhoneと合わせても遜色ないデザインでありながら、放熱性にも優れる。長時間に使用でも安定した動作を実現しており、「美」と「利」を兼ね備えたデザインだ。

ケーブル長21cmとなっており、スタンドに立てたiPadにつないでも余裕がある。カバンのポケットにもするりと入る扁平な形状も相まって、取り回しの良さが光る。

3つのハブはそれぞれ、出力ポートが5/6/7個だが、数が多いから高性能というわけではない。単にポートが増えていくわけではなく、ポート構成にバリエーションがある。ひとそれぞれ必要なポートが異なるので、自分に合った構成を選ぶのがよいだろう。

6-in-1はつなぐだけですぐに必要な作業環境が手に入るマルチハブ

6-in-1マルチポートハブはLANケーブル用のポートが特徴だ。

6つのポートを持つ6-in-1マルチポートハブ「AVC008fqSGY-V2」は、ベーシックな構成のマルチポートハブだ。

「HDMI」、「USB-A 3.2 Gen 2(5Gbps)」×2、「USB-C 3.2 Gen 2(5Gbps)」、「SDカード」、「イーサネット」の6ポートを備える。

3モデルの中で唯一LANケーブルの接続が可能だ。USB-Cポートは100WでのPD(Power Delivery)に対応するので、高速充電ができる。

HDMI 2.0での映像出力にも対応し、4k@60Hzでの出力が可能だ。

また、SDカードも高速で転送が可能になっている。本製品はDDR200と呼ばれる、最大200MB/s(実測約170MB/s)で通信可能な規格を採用している。従来規格では実測90MB/s程度であることを考慮すると約2倍の速度だ。

2018年以降、市場で流通するSDカードの約95%は、104MB/s以上での通信が可能な高性能なSDカードだ。DDR200なら、これらのSDカードの性能を引き出すことができる。

ノートPCに6-in-1を挿すだけでディスプレイや有線LAN、充電器に接続できるので、すぐに快適なデスクが完成する。職場と自宅のどちらでも仕事をするハイブリットワーカーには特に便利だろう。

有線オーディオ接続にも対応する7-in-1マルチハブ

7-in-1マルチポートハブはオーディオ用3.5mmポートで有線イヤフォンやヘッドフォンが接続できる。

ポートが7個の7-in-1マルチポートハブ「AVC009fqSGY-V2」は「HDMI」、「USB-A 3.2 Gen 2(5Gbps)」×2、「USB-C 3.2 Gen 2(5Gbps)」、「SDカード」、「MicroSDカード」、「3.5mmオーディオ」の6ポートを備える。

6-in-1と比べると、LANポートがなくなり、オーディオポートとmicroSDポートが増えている。microSDはもちろんDDR200に対応している。

iPhoneやiPadをはじめとした、昨今のスマートフォンやタブレットにはオーディオポートがない製品も多いので有線でイヤフォンやヘッドフォンを接続できる点は魅力的だ。

インターネット通信はWi-Fiで十分という人にとっては、オーディオポートとMicroSDポートがある分6-in-1の上位互換といえるだろう。

持ち運びに便利なコンパクトボディが魅力の5-in-1マルチハブ

5-in-1マルチポートハブはコンパクトで持ち運びに適している。

5-in-1マルチポートハブの「AVC007fqSGY-V2」は「HDMI」、「USB-A 3.2 Gen 2(5Gbps)」×2、「MicroSDカード」、「SDカード」の5ポートで構成されている。

3モデルの中でもっともコンパクトで持ち運びやすい5-in-1は、外出先でさっと取り出してデータを転送することもできる。カメラユーザなどSDカードをよく扱う人におすすめだ。

ただしUSB PDには対応していないので、充電には使えない点は注意が必要だ。

3種類の中ではポートが一番少ないが、必要なポートを押さえたベーシックなモデルになっている。

負荷テストに裏付けられたBelkinのマルチハブの安全性

マルチポートハブはどのポートを備えているか、ポートの規格が新しいかという点で選ばれやすい製品ジャンルだ。たしかに価格と性能のコストパフォーマンスに優れる製品は確かに魅力的に見えるが、製品の安全性も重要なポイントだろう。

その点において、Belkinブランドが他社を凌ぐ高い安全性を誇ることは強調しておきたい。業界平均で24~36時間程度行われているフル負荷テストを1000時間行い、高負荷環境下での安定した接続と高い性能を確認している。他にも「耐温度」「耐振性」「耐衝撃性」「多重耐久性」のテストが行われており、信頼性が高い。

大切なデータを扱うマルチハブを選ぶなら、高い安全性を誇るBelkin製品は有力な候補だ。

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著者プロフィール

佐藤彰紀

佐藤彰紀

『Mac Fan』編集部所属。ECサイト運営などの業務を経て編集部へ。好きなものは北海道と競技ダンスとゲーム。最近はXR分野に興味あり。

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