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スマホのストレージ不足、これで解決! iPhoneから外付けSSDへ、データ移行の正しい手順。今買うべきはマイクロンの「Crucial X9 Pro」だ!

著者: 小平淳一

スマホのストレージ不足、これで解決! iPhoneから外付けSSDへ、データ移行の正しい手順。今買うべきはマイクロンの「Crucial X9 Pro」だ!

スマホのストレージ容量がいっぱいなら、外付けSSDなどを賢く活用したい。

写真や動画、アプリなどが増え、気づけばスマホの内蔵ストレージがいっぱいに。そんな悩みを解決するためには、適切なデータ移行が重要です。クラウドストレージサービスを使うのもいいですが、サブスク方式のものがほとんど。ランニングコストが気になります。

そこで本記事では、外付けSSDを用いてスマホのデータを移行する方法を解説! 外部ストレージ選びのポイントも詳しくご紹介します。

クラウドストレージもいいけれど…。“買い切り”の外部ストレージは安心して使いやすい!

スマホの内蔵ストレージ不足を解消するには、クラウドストレージサービスが一般的。AppleのiCloud+やDropboxなど、サービスは多岐にわたります。しかし、容量が増えるほどサブスク費用も上がるのが難点です。

そこでオススメなのが、外部ストレージの活用。初期投資は必要ですが、ランニングコストが不要なのは大きなメリットになるでしょう。

それでは、iPhone内の写真データを外付けSSDに移行する手順を解説していきます。

スマホとケーブル1本でつながる外部ストレージは多数存在します。

スマホから外部ストレージへ。データ移行の手順

iPhoneの「写真」アプリを例に、データ移行の手順を解説します。まずは移行したい写真を選択し、画面左下の[共有]ボタンをタップ。なお、以降の画面キャプチャはiOS 18の環境で撮影しています。
[未編集のオリジナルを書き出す]を選択します。
書き出し先が一覧されました。ここでは、iPhoneに接続した外付けSSD[X9 Pro]を選択します。
SSD内の保存先を選び、[保存]をタップ。
続いて、データが無事に書き出されているか確認しましょう。「ファイル」アプリを起動し、[X9 Pro]をタップ。
無事に書き出しが完了していました。扱うデータが多岐に渡る場合は、SSD内にフォルダを作って管理するのもいいでしょう。
最後に「写真」アプリを再度開き、書き出した写真を選択。画面右下の[ゴミ箱]のアイコンをタップして削除すれば、データ移行は完了です。書き出した写真の分、iPhoneのストレージを解放することができました。

ストレージを圧迫するのは「写真」アプリだけじゃない。「設定」からほかのアプリも見直そう!

写真アプリ以外にも、大容量のデータを保持しているアプリはたくさんあります。まずは「設定」アプリの[一般]→[iPhoneストレージ]を開きましょう。どのアプリがどれだけストレージを使用しているか確認できます。大容量を占めるアプリからデータを移行していけば、効率的に内蔵ストレージを開放できるはずです。

「設定」アプリで[一般]→[iPhoneストレージ]へアクセス。表示される画面で、アプリごとのストレージ占有量を確認できます。サイズが大きいものから、データ移行を検討するといいでしょう。
場合によっては、不要なアプリをiPhoneから削除してしまうのも有効です。前画面でアプリ名を選択し[アプリを削除]をタップすれば実行されます。

なお、アプリによっては「ファイル」を経由せずに直接外部ストレージに書き出せるものもあります。ただし、データを書き出したあとに元のファイルを削除するのはお忘れなく。

ProRes撮影も外部ストレージがあれば思いのまま! ただし、フォーマット形式とスペックには注意

ちなみに、一部のiPhoneでは、撮影した動画を外部ストレージに直接保存することができます。この機能が利用できるのは、iPhone 15 Pro/15 Pro Max、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxでファイル形式をProRes形式に設定した場合のみです。

ProResは、画質を保ちつつ、編集ソフトでの処理負荷を軽減する特長を持ちます。データ容量は大きいですが、クリエイターにとって有用なファイル形式です。

ProResでの撮影を有効にするには、「設定」アプリの[カメラ]→[フォーマット]で[Apple ProRes]をオンにします。
外部ストレージをiPhoneに接続して「カメラ」アプリを起動。[ビデオ]モードに切り替え、左上の[ProRes]をタップして有効にします。すると、撮影した動画を外部ストレージに直接保存さることが可能です(画面下側に「USB-C」と表示されます)。

ただし、外部ストレージにProRes動画を保存するには、いくつか注意点があります。まず、外部ストレージがexFAT形式でフォーマットされていること。また、書き込み速度が4K60 ProResで220MB/秒以上、4K120 ProResで440MB/秒以上必要です。これらの条件を満たさないと、「録画書き込みスピード不足」のエラーメッセージが表示されることがあります。

スマホ用の外部ストレージ、選び方のポイントは? 転送速度、サイズ、そして耐久性

外部ストレージを選ぶ際には、データ転送速度に注目しましょう。特にスマホのデータ移行のように大量のデータを扱う場合、作業効率が大きく変わります。1つの基準は、「USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)」以上に対応しているかどうかです。

USB規格の転送速度(理論値)。iPhone 15 Pro/15 Pro Max、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxは、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)に対応しています。なお、iPhone付属のUSB-Cケーブルは10Gbpsの転送に対応していないので注意しましょう。

サイズや重量も重要なポイントです。ポケットに収まるコンパクトな製品であれば、出先でも扱いやすく、持ち運びにも便利。また、軽量なストレージはiPhoneに接続したままでも取り回しやすく、ProRes動画の撮影時にも安心して使用できます。

さらに、耐久性も選定時の重要な要素です。外出先での使用が多い場合、衝撃に強い製品を選びたいところ。また、耐水・耐塵性能を備えたストレージであれば、雨天や砂埃が多い環境でも安心して使用できます。

「Crucial X9 Pro」を選べば間違いなし! “求めるもの”全部入りのおすすめポータブルSSD

こうした条件を満たす製品としておすすめなのが、ポータブルSSDの「Crucial X9 Pro」です。USB-C接続のコンパクトな外部ストレージで、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)に対応しています。

国内ブランドのポータブルSSDはNTFS形式でフォーマットされた製品が多い中、Crucial X9 Proは、より汎用性の高いexFAT形式なのもポイント。iOS 18では、iPhoneで外付けストレージを再フォーマットする機能が提供されていますが、箱から取り出してすぐに使い始められるのはやはり楽です。

Crucial X9 Pro。カラーリングもAppleデバイスと相性抜群です。

Crucial X9 Pro

【発売】
マイクロンジャパン
【価格】
1万6480円(1TB)/2万6780円(2TB)/4万8980円(4TB)

サイズ:‎5(H)×6.5(W)×1(D)cm
重量:38g
ストレージ容量:1TB/2TB/4TB
インターフェイス:‎USB 3.2 Gen 2 (10Gb/s)
読み込み・書き込み速度:最大1050MB/秒
耐久性:2mの対落下性能、IP55の耐水性・防塵性
対応デバイス:iPhone 15以降、Android、Mac、iPad Pro、Windows、Chromebook、Linux、PS4、PS5、Xbox
フォーマット:exFAT
保証期間:5年間

①理論値とほぼ同等の高速性能。ProRes撮影にもしっかり対応

理論値では最大1050MB/秒の高速転送を謳っています。筆者の検証では、Macで書き込み・読み込みともに900MB/秒を超える高速性を見せ、理論値に近い性能を確認できました。またiPhone 16 Proでの使用時にも、書き込みの実測値で540MB/秒を記録したため、大容量データの移動もストレスなく実行できそうです。

Macの「Blackmagic Disk Speed Test」でテスト。書き込み・読み込みともに900MB/秒を超える数値を記録しました。理論値と実測値がかけ離れている製品も多い中、信頼できる性能です。
iPhoneでも検証。「ファイル」アプリで5GBのデータをコピーするのにかかった時間を計測しました。検証機種はiPhone 16 Proの128GBモデル。書き込み速度で約540MB/秒、読み込み速度は約800MB/秒でした。

さらに、Crucial X9 ProはProRes動画の直接記録にも対応しています。実際に試したところ、4K・120fpsという大容量の動画も問題なく記録できました。映像制作の用途でも安心して利用できそうです。

②長辺わずか6.5cm! しかもたったの38g。超コンパクトなサイズ感

サイズは5(H)×6.5(W)×1(D)cmで、マッチ箱程度の大きさ。ポケットにも簡単に収まります。さらに重量はわずか38g。Apple製品でたとえると、現行のAirPods 4(スタンダードモデル)の充電ケースよりも軽い設計です。

iPhone 16 Proと並べてみると、製品のコンパクトさが際立ちます。
まさに手のひらサイズ!

③衝撃、耐水、対塵もバッチリ! ストラップホールでモバイル性もグッド

耐久性にも優れ、2メートルの落下耐性や、IP55の耐水・耐塵性能を備えています。また、携帯性を高めるストラップホールも便利。そのほか、机の上などで滑りにくい樹脂素材を採用した裏面など、細部まで工夫が施されています。

IP55の耐水・耐塵性能。軽い雨や塵や水しぶきが発生する環境でも使用できます。

Crucial X9 Proは、性能、サイズ、耐久性を兼ね備えたバランスの良い外部ストレージです。スマホと外部ストレージを組み合わせて使いたい人に、自信を持っておすすめできます。

Crucial X9 Proは、ストラップホールの内側にアクセスランプを搭載。一見して接続されていることがわかるなど、ユーザビリティにも優れます。

Crucialってどんなブランド? 実は“老舗”のSSDブランドです

Crucialは、1996年に設立されたブランドです。米国の半導体メーカー・Micron Technology社によって起ち上げられました。

かつてMacユーザがメモリを自身で交換していた時代、多くの人がCrucialのメモリを愛用していました。ポータブルSSDのブランドとしてはなじみの薄い方もいるかもしれませんが、古くからのMacユーザを支えてきた名門的な存在であり、高い信頼性を誇ります。

最近では、「オンラインで格安のSSDを購入したところ、記載されていたスペックと大きく乖離があった」などというトラブルがあるようです。一方、Crucialの製品であれば安心して購入できます。

Macユーザ向けにAPFS形式でフォーマットされた「Crucial X9 Pro for Mac」も展開(写真左。写真右はCrucial X9 Pro)。サイズ、デザインは同じで、実勢価格は1TBモデルで1万8000円前後です。
現行のMacであれば、付属のUSB-Cケーブル1本で接続できます。

スマホのストレージ不足に悩むなら、データ移行を試してみましょう。そして、クラウドストレージサービスの月額料金が気になるなら、“買い切り”で使える外部ストレージがおすすめです。特に、Crucial X9 Proは最適な選択肢といえます。

取り回しが良く、高性能。外付けSSD、とりわけ“ポータブル”な製品に求めるすべてが詰まった1台です。

※本記事はマイクロンジャパン株式会社とのタイアップです。

写真●黒田彰

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著者プロフィール

小平淳一

小平淳一

Apple製品を愛するフリーランスの編集者&ジャーナリスト。主な仕事に「Mac Fan」「Web Desinging」「集英社オンライン」「PC Watch」の執筆と編集、企業販促物のコピーライティングなど。ときどき絵描きも。Webの制作・運用も担う。

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