2025年6月から、iPhoneにマイナンバーカードを追加できるようになりました。これにより、マイナポータルへのログインや各種行政手続きをiPhoneで行いやすくなったんです!
運転免許の更新講習は、マイナ免許証を持っていればオンラインで受講できます。また、パスポートの申請や更新もマイナポータルを使ってオンラインで行うことができ、窓口に行く回数がグッと減って快適になりました。一方で、まだまだ物理のマイナンバーカードが必要な場面もあります。
では、iPhoneへのマイナンバーカードの追加で具体的にどのように便利になったのか、はたまた不便な点があるのかについて詳しくレポートします!
パスポートの申請・更新もマイナポータルでログイン! …と思いきや意外な手間も
パスポートの申請や更新は「マイナポータル」アプリから行います。マイナポータルへのログインは、iPhoneに追加したマイナンバーカードでログインしたり、Face IDで個人認証したりできるなど、iPhoneのセキュリティを有効活用しています。

パスポートの申請作業は、パスポートに印字する手書きの署名を手元の白い紙に書き、iPhoneで撮影してアップロードします。また、パスポートの顔写真もiPhoneで撮った写真をアップロードするだけです。
このように、iPhoneを駆使して進行するので、パスポート費用の支払いも印紙を現金で買って貼り付ける必要もありません。クレジットカードで簡単に決済できました。
発行されたパスポートは、旅券事務所に受け取りに行くのみ。発行されたQRコードを見せるだけで受け取れます。近い将来、発行したパスポートも郵送されるなんてこともあるのではないでしょうか。
もしかすると、パスポート自体がiPhoneに搭載されて、iPhoneだけでデジタル交付されるパスポートもできるようになる…なんて未来もあるかもしれません。現代のパスポートが生まれてからまだ200年も経っていませんから、技術の進化は今後どんどん進むはずです。


パスポートの更新も同じく「マイナポータル」アプリから行います。しかし、パスポート(旅券)申請画面に入ると、結局物理的なマイナンバーカードを利用して、再ログインする必要があると表示されてしまいました。

まだまだ使えないところもあり? 物理カードのほうが便利な場合も
とはいえ、今のところはまだ過渡期です。対応していない施設やサービスも多いので注意が必要です。
たとえば、まず病院です。法的にはマイナ保険証が一般的になりましたが、iPhoneに搭載したマイナ保険証は、病院によっては読み取りができないところも多いです。そのため、物理的なマイナンバーカードを出す必要がある場合があります。病院の予約はiPhoneで取れるのに、リアルな診察券が残っていたりとチグハグなことが多いのが印象です。

ただ現状ですんなり診てもらうためには、物理的なマイナンバーカードの持参をするのが一番確実だと思います。
デジタル化が進んでいるようで、実際にはまだ現場の対応が追いついていない部分が多いです。結局、アナログな手続きを求められることが少なくありません。こうしたギャップが解消されるには、もう少し時間がかかりそうですね。
次にマイナ免許証についてです。こちらも警察でマイナ免許は発行してくれますが、iPhoneのマイナ免許証だと免許不携帯になります。
ですので、財布レスにしたい私の場合は、物理の運転免許証をMagSafe対応のカードケースに入れて運転するということになります。レンタカー会社も乗車前の確認として、iPhoneのマイナ免許証でOKなところとNGなところが両方も存在するため、現状ではリアルなマイナ免許証のカードが必要です。
マイナポータルでの申請も難しい場面も…。
冒頭に続いて、マイナポータルでの申請です。マイナポータルで行うパスポートの申請のように、マイナポータルへのログインはFace IDでできるのに、サービスによっては、物理的なマイナンバーカードをスキャンしてのログインでないと実行できないことが多々あります。
特にパスポートの場合だと、戸籍上の名前が旧字体なのですが、旧字体が通らないWebサービスも多いです。そのため、「美崎」と表記しているのですが、パスポートは、戸籍上の旧字体表記が必要です。

このあたりを間違えたりすると、訂正の差し戻しの連絡がマイナポータルに届きます。ですが、この連絡確認には物理的なマイナンバーカードが必要なことも。結局、iPhoneにマイナンバーカードが搭載されているはずなのに、物理的なマイナンバーカードが必要となるシーンが何度もあるのには閉口します…。
このように注意点はありますが、数年経てば、iPhoneだけで完結できるようになるでしょう。キャッシュレス決済だって、コロナ禍以前はできないところが多かったわけですが、現在ではキャッシュレス決済しか受け付けないと書かれている店も増えています。
お賽銭だけは現金のみが一般的でしたが、先日、平安時代初期、空海が開創した高野山に行ってきましたが、Apple Payでお賽銭ができました。そう、時代は変わるのです。

Mac Fan2026年5月号「それ、iPhoneで払えますか」では、iPhoneでの免許証のオンライン講習について解説しています。ぜひ見てみてください。
著者プロフィール




