Apple Payで即時引き落とし!
2025年3月からApple Payに一部のVISAデビットカードが対応しました。以前からVISAタッチはApple Payでも使えたよね?と思った方もいると思いますが、新対応は、チャージした残高が使えるプリペイド式のVISAデビットカードです。
日本の銀行では、三菱UFJ銀行、ソニー銀行の銀行口座から即時引き落としされるデビットカードがApple Payで使えるようになりました。三菱UFJ銀行もしくはソニー銀行の口座があれば、iPhoneだけでVISAデビットカードの設定できます。
メリットの一つとして、クレジットカードを持てない子どもの決済手段として、Apple Payが使えるようになります。
iPhoneであれば、位置情報を特定できますし、遠隔でロックも可能ですから、カードよりも失くす心配がありません。コンビニでもVISAタッチで支払えます。うまく使えば、子どもの自立を促す使い方もできるのではないでしょうか。
カードレスで使える! しかも海外手数料が無料に
対応したVISAデビットカードの中で私のイチオシは、決済サービス「Revolut」です。
Revolutには、海外決済手数料が無料というメリットがあります。一般的な日本のクレジットカードですと、2%前後の手数料が追加されるため、クレジットカードを海外で使うと、損なのです。無料で発行できるRevolutを使えば、その無駄がなくなりますし、もちろん、日本国内でも使えます。

「Revolut」のバーチャルカードでは、利用するたびにカード情報が再生成されます。
今までリアルな店舗でRevolutを使用するには、プラスチックカードを使う必要があり、その点が少し面倒でした。ですが、今回からApple Payに入れることができるようになったので、iPhoneだけで支払うことができます。
Revolutは、Apple Payや銀行口座、他のクレジットカードから、Revolutアプリを通じて口座にチャージできます。そして、その残高を使って支払いに利用する仕組みです。

「Revolut」アプリで表示された口座情報番号を入力することで、銀行のアプリからでもRevolutにチャージ可能です。
日本の銀行口座からRevolutに現金でチャージしたお金は、もし使わなかった場合でも送金手数料は無料で元の銀行口座に戻すことができます。
海外ではほぼタッチ決済が使えますし、Apple Payのタッチ決済ですと、スキンミングなどの決済情報の盗難リスクはありません。つまり、安全、かつお得に海外での支払いができるようになりました。
安全という意味では、海外の通販サイトやWebサービスで買い物をする機会でもRevolutは便利です。
Revolutのアプリから「バーチャルカード」という使い捨てのカード番号を発行できます。もちろん海外のドル、中国の元などの支払いもOK。一時的な番号なため、カード情報を盗まれても問題がありません。前述したように、外貨系のサイトでも決済手数料が不要です。
このように新たにApple Payに追加されたVISAデビットカードを利用することで、よりおトクで便利に支払いができるようになりました。

「Revolut」をApple Payに登録してしまえば、カードレスでお得かつ安心して使えます!
※この記事は『Mac Fan』2025年7月号に掲載されたものです。
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