スタンドを使いたい…でもMagSafeで充電もしたい!
iPhone本来の美しさを味わいたい──そう思えば思うほど、ケースなど付けず“裸”で使いたくなるものです。しかし、実際には傷や落下のリスクを考えると、なかなか勇気が出ません。どんなにデザインを堪能したいと思っても、日常使いの安心感には代えられない…。だからこそ、iPhoneには見た目を損なわず、しっかり守ってくれるケースが欠かせないのです。
ところが、ケースを付けることで新たな悩みも生まれます。その代表例が、マグネット式のスタンドとワイヤレス充電の併用問題です。これまで筆者が愛用してきたマグネット式の折りたたみスタンドは、そのままケースに装着しているとワイヤレス充電が使えず、充電パッドに置くには毎回スタンドを外さなくてはなりませんでした。この“ひと手間”が積み重なると、想像以上のストレスになるのです。
そんなときに出会ったのがTORRASの「Ostand」シリーズのiPhoneケースです。360度回転するリング型のスタンドを内蔵したケースで、MagSafeにも対応している優れもの。スタンドとワイヤレス充電の併用問題を一気に解決してくれました。
最新のiPhone 17 Proで使うには、どの「Ostand」シリーズのケースが良いか迷いましたが、コズミックオレンジをできるだけ目立たせたいので、クリア素材を使ったシンプルなデザインの「Ostand SR」をチョイスしました。さっそく、iPhone 17 Proにセットした様子をレポートしてみましょう。
超極薄のリングを内蔵。どんな角度でもピタっと止まる!

Ostand SR最大の特徴は、背面にフラットに収まる「360度回転式リング」です。従来のスタンド付きケースやスマホリングの多くは、リングの角度が固定されていたり、横置きには対応しても縦置きが不安定だったりと、どこかに妥協が必要でした。ところがOstand SRのリングは違います。360度スムーズに回転するうえに、最大180度まで無段階で角度調整が可能なんです。
たとえば、SNSのタイムラインを追ったり、TikTokの縦型動画を視聴するときにはリングを起こして縦置きに。YouTubeやNetflixなど横置きで画面を見たいときはリングを回転して横置きスタンドへ。
ヒンジのトルク(硬さ)が絶妙に調整されているので、狙った角度でピタッと止まります。タップ操作でグラつくこともありません。このリング操作を一度味わうと他のケースには戻れません。




また、360度回転スタンドは従来モデルよりも耐久性が大幅に向上。たとえばスタンド使用時に誤って踏みつけてしまった…といったケースでも、アルミ合金製スタンドが「しなる」ことで破損の心配はありません。
「スマホリング」としての機能も超一級品!
「スマホリング」に指を通せば、電車の中や荷物を持って歩いているときでもiPhoneを落とす心配がなくなります。360度回転するので、手の大きさや持ち方に合わせてリングの位置を調整すれば画面の隅々まで親指が届きます。
自撮りをする際も、リングがしっかり指に掛かることで手ブレを抑え、安定した撮影が可能となりました。

「MagSafe対応」に関してもOstand SRは抜かりがありません。リング部分にTORRAS独自の「Halbach(ハルバッハ)配列」を採用した強力なネオジム磁石を内蔵しているので、その磁力は驚くほど強力。正直、Apple純正ケースと比較しても吸着力が強いと感じるほどです。
MagSafe充電器はもちろん、MagSafe対応のモバイルバッテリやウォレットなど、あらゆるアクセサリをしっかりと固定できます。リングを起こした状態でもスチール面に貼り付けできるので、これまでのMagSafe対応ケースではできなかった角度をつけた状態での固定も可能になります。

もちろん、iPhoneを保護する機能もバッチリ!
リング部分に目が行きがちですが、ケースとしての「保護性能」に関しても特筆すべき性能を備えています。
ケースの内側、iPhoneが触れる四隅や側面には、ゴムのような弾力とプラスチックの強さを兼ね備えたTPE(熱可塑性エラストマー)素材のパーツを配置。落下時の衝撃を大幅に抑えています。
TORRASの公称値によると、高さ3.66メートルからの落下試験(MIL規格準拠)をクリアしているとのこと。これは建物の2階相当の高さです。うっかりポケットから滑り落ちたり、手から落としてしまうなど、ありがちなアクシデントならiPhone本体にかかるダメージをほぼ無力化してくれるはずです。
また、画面とカメラレンズ周りのフチ(リップ)が高めに設計されている点もiPhoneユーザの心理をよく理解しています。iPhoneをデスクに伏せて置いても画面が触れる心配もなく、背面から置いても巨大化したiPhone 17 Proのカメラレンズが直接接地することがありません。このわずかな高低差が、ちょっとした接触での細かな擦り傷を防いでくれるのです。

サイドボタンの押しやすさはどう?
サイドボタンの押し心地も快適です。ケースを着けるとボタンが硬くなってクリック感が損なわれることがありますが、Ostand SRは独立したボタンパーツを採用しているためか、クリック感も残って非常に押しやすいです。音量調整やサイドボタンなど、一日に何度も行う操作がストレスフリーなことは、長く使ううえで非常に重要な要素です。


もし私のように、スタンドも使いたいけどMagSafeも使いたい。そう考えてケースを探しているなら、ぜひOstand SRを試してみることをおすすめします。
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