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CFexpress Type Aとは? クリエイター必携「SanDisk PRO-CINEMA CFexpress Type A Card」の実力

著者: 大浦タケシ

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CFexpress Type Aとは? クリエイター必携「SanDisk PRO-CINEMA CFexpress Type A Card」の実力

メモリーカードの今、クリエイターの新定番

動画フォーマットの高画質化や高フレームレート化、あるいは静止画撮影の高画素化などにともなうストレージニーズの変化により、メモリーカードは記録スピードの高速化と容量拡大の進化が凄まじい。

さらには、これまで以上にデータの安全な記録や長時間の安定した運用なども求められており、Macユーザをはじめとするクリエイターにとって、メディア選びの重要性はますます高まっているだろう。

Sandiskがソニーαユーザを中心に提案する「PRO-CINEMA CFexpress Type A Card」。データ記録の高速性に加え、耐久性にも優れたメディアである。データ復元ソフト「RescuePRO Deluxe」が付属しているのも心強い。

今回ご紹介するメディアは、そのような要望に応える「SanDisk PRO-CINEMA CFexpress Type A」(以下PRO-CINEMA CFexpress Type A)である。

そもそも「CFexpress Type Aカード」とは?

本製品を紹介する前に、まずはCFexpressの規格をおさらいしたい。同規格のカードにはType A、Type B、Type Cの3つの種類が存在する。

今回紹介するPRO-CINEMA CFexpress Type Aの規格は、その名のとおりType Aカードである。本規格は、大きさは20(H)×28(W)×2.8(D)mmとCFexpressカードの中ではサイズがもっとも小さい。SDカードよりもひと回り小さいサイズだ。

SDカードと並べると、CFexpress TypeAカードの小ささがよくわかる。書き込みや転送の速度はSDカードのそれを大きく凌駕する。

またCFexpress Type Aカードが、最新規格であるPCI ExpressがGen 4/1レーンを採用していた場合、転送速度は最大2GB/秒を実現する。

Type Aカードを採用する代表的なデバイスといえば、映像関係者や写真家などには馴染みのあるソニーのミラーレス「αシリーズ」が挙げられる。今後Type Aカードが同社以外のカメラや他のデバイスの記録媒体として広がる可能性は高いだろう。

Type Bは、ミラーレスやデジタル一眼レフに現在もっとも多く採用されているもので、キヤノンやニコンがその代表的なカメラメーカーである。サイズは38.5(H)×29.8(W)×3.8(D)mm。接続規格PCI ExpressはGen 4/2レーンに対応し、最大4GB/秒の転送速度を誇る。

Type Cは、現在対応している機器やカードはほぼ存在しないが、将来の高性能機器向けに規格化されている。名刺ほどの大きさのカードで、サイズは54(H)×74(W)×4.8(D)mmとなっている。

SDカードとの違いは? CFexpress Type A Cardだからこそのメリット

CFexpress Type Aカード と一般的に多く用いられているSDカード(SDXCカード)を比較してみると、最高速度は前者が前述のとおり最大2GB/秒であるのに対し、SDXCカード(UHS-II)では312MB/秒となっている。技術的な仕様により、圧倒的にCFexpress Type Aカードのほうが速く、その差は7倍近い。

以上の結果から、カメラをはじめとするデバイスの性能を余すことなく引き出せるのは、言うまでもなくCFexpress Type Aカードだろう。さらにデータ転送の時短により、ワークフローの効率化にも大きく貢献する。

CFexpress Type Aカードの外装については、一部が金属製となっている。すべてがプラスチックであるSDカードと異なり、堅牢性と放熱効果の向上が図られていることも見逃せないポイントだ。

表面のみならず背面の外装も一部金属製としており、効率よく熱を放出する。接点はType Bカードと異なり剥き出しなので、取り扱いの際は気をつけたい。

SandiskのPRO-CINEMA CFexpress Type A Cardの性能やいかに?

Sandiskの新しいType Aカードである「PRO-CINEMA CFexpress Type A」。PRO-CINEMA CFexpress Type Aは、SanDiskの新しいType Aカードである。同社のメモリーカードといえば、デジタル時代黎明期から多くの映像撮影者やプロの写真家、ハイアマチュアと言われるベテランの動画、写真愛好家などから支持されてきた。それは極めて高い信頼性と高速性からくるものであるが、PRO-CINEMA CFexpress Type A Cardについても、もちろん例外ではない。

PRO-CINEMA CFexpress Type A Cardの国内正規品のパッケージ。Sandiskのメモリーカードではおなじみのプラケースが付属。

基本的なスペックとしては、最大1650MB/秒の書き込み速度、そして最大1800MB/秒の読み出し速度を実現。耐久性も優れており、最大7.5メートルの落下保護、最大150ニュートンの耐屈曲性、IP57の防滴・防塵性能を備え、過酷な環境でもデータの書き込みや保存を可能としている。

しかも万一に備えて、購入から2年間有効なデータ復旧ソフト「RescuePRO DELUXE」が付属しており、誤って削除したファイルの復元も可能など、PRO-CINEMA CFexpress Type Aはユーザにとって心強いメモリーカードである。

高速連写も4K動画も安心!

PRO-CINEMA CFexpress Type Aは、4K/8K動画をはじめ高解像度、高フレームレートの動画撮影やRAWフォーマットによる静止画の高速連続撮影など行うクリエイターに最適化したType Aカードである。

特に、ソニーαシリーズを使用する映像撮影関係者や写真愛好家は見逃せないものであり、信頼性の高さ、書き込み速度の速さなどからユーザの期待に確実に応えてくれるはずだ。

容量についても、480GBと960GBから選択ができる。その耐久性の高さから、風雨の中やホコリが舞うような過酷な環境下でも安心して活用できる。そして撮影後のMacへのデータ転送速度は極めて速く、編集作業を始めるまでの時間的なロスは最小限と述べてよい。結果、スムースなワークフローを実現してくれるはずだ。

ヘビーユーザの期待にも応える! ストレスフリーで安心感のあるメモリーカード

繰り返しとなるが、PRO-CINEMA CFexpress Type A Cardは、CFexpressカードのなかでも、特に小型軽量なType Aカードでありながら圧倒的とも言える高速の書き込みと読み出しを実現している。高解像度の動画記録でも、余裕を持って撮影に臨むことができるメモリーカードである。

「PRO-CINEMA CFexpress Type A Card」のパソコン等への読み出し速度は、最大1800MB/秒を実現。高解像度で長時間の動画データの転送もスムースだ。

防塵防滴構造であることに加えて耐衝撃性にも優れているなど、撮影環境や取り扱いを選ばないのもおすすめできるポイントだろう。さらにMacなどパソコンへのデータ落とし込みもストレスフリーだ。

本製品は、シネマクリエイターをはじめ、ソニーαシリーズを使用する映像撮影関係者などヘビーユーザの期待に確実に応えるメディアである。

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著者プロフィール

大浦タケシ

大浦タケシ

気付けばMac使用歴40年となるカメラマンです。当初は趣味の延長みたいなものでしたが、今や写真もデジタルとなり、切っても切れない関係になってしまいました。Macとは関係ないですが、なぜか都城市公認の「みやこんじょ大使」やっております。 https://www.takeshiohura.jp

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