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完全ワイヤレスの開放感「Zolo Liberty+」

著者: 古田誠

完全ワイヤレスの開放感「Zolo Liberty+」

価格は抑えめに楽しみたい

iPhoneで音楽を楽しもうとすると、結局「イヤポッズ(EarPods)」がイチバンお手軽。純正の付属品なんだから、当たり前です。同価格帯のイヤフォンと音質を比べると、イヤポッズでも十分満足ですが、一番の不満はコードが付いていること。最近ではケーブルを完全に廃した「エアポッズ(AirPods)」がありますが、価格が少々高い。少しでも安く完全ワイヤレス型イヤフォンで音楽を楽しみたい人も多いはずです。

そこでおすすめなのが、優れた製品を数多くリリースするアンカー(Anker)のオーディオブランド「ゾロ(Zolo)」の完全ワイヤレスイヤフォン「リバティ・プラス(Liberty+)」。本製品は、廉価版である「リバティ(Liberty)」の上位モデルという位置づけです。

イヤフォンを充電するためのケースは、少し大きめの卵くらいのサイズで、存在感ある重さがあります。ケースの上蓋を少し開けると、下部3カ所のLEDランプが光って、充電状況を教えてくれます。高級感があり、シンプルで知性的なデザインが良く、僕は音楽を聴きながら思わず蓋を開け閉めして遊んでしまうほど、このケースが気に入っています(小学生か)。

ケースのLEDが美しい

ケース外側に3つ付いたLEDランプで、充電状態がわかる仕組みです。1mm程度の小さな灯ですが、光具合が絶妙で、とても美しい。蓋を開け閉めして、何度もその輝きを楽しんでしまうほど素晴らしいデザインです。

耳へのフィット感がすごい!

肝心の音質は、ポップスやロック、クラシックを聴いた限りは何も文句はありません。専用アプリのイコライザでジャンル別に変更できますが、繊細な調整は無理なようです。でも、問題なし。周辺の音の調整が可能な「周囲音取り込み」機能もユニークです。

一度iPhoneとブルートゥース接続すれば、それ以降は自動接続するので、使い勝手が良いのもポイント。また、デフォルトで付いていたイヤチップも僕の耳にピッタリ。外耳にもオーダーメイドしたかのようにフィットするので、動き回っても外れません。ワイヤレスイヤフォンとしての基本的な機能がよくできていると感心しました。また、コンパクトなのに最大3.5時間の連続再生可能なタフさに驚きます。

ただ、僕の指はそれほど太くないはずなのですが、何度やってもケースからイヤフォンが取り出しにくい…。途中まで引っ張り出せても、もう少しのところで磁石によって元に戻されます。いつかコツがつかめるだろうと楽観していますが、10日以上経った今も四苦八苦中。これが唯一の悩みですが、使うときの儀式と割り切れば、なんだか楽しくなってきました。

ケースに入れて本体を充電

充電ケースに収納するだけで、本体を充電できます。ケース上面のつや出し部分とそれ以外のつや消し部分のコントラストが抜群です。なお、この充電ケースを使用することで、約48時間連続再生できます。

耳から落ちる心配なし!

イヤフォンの内側部分はドングリのように丸いので、耳から落ちてしまうか心配でしたが、意外と外耳にピッタリはまりました。飛び跳ねても外れたりしません。

[SPEC]
[完全ワイヤレスイヤフォン]Zolo Liberty+
【発売】アンカー・ジャパン
【価格】1万4980円
【URL】https://jp.zoloaudio.com/pages/liberty

【主なスペック】
【重量】6g(片側)【備考】ドライバ:6.0mm グラフェンダイナミックドライバ (×2)、対応コーデック:AAC、 SBC、Bluetooth:5.0、マイク(右側イヤフォンのみ対応):MEMS(EC/NRテクノロジー)、連続再生時間:本体:約3.5時間、充電ケース使用時:約48時間、防水規格:IPX5

私が紹介します!
古田 誠

愛称まこりん。元毎日新聞記者。業界Macな会会員、FMおおつ(4月開局)代表。