バッテリの悩みを解決
今回のスペシャルイベントで発表された新機能の中でも、とりわけユーザからの注目を浴びたのが、iPhone初搭載のワイヤレス充電機能でしょう。ワイヤレス充電は、iPhone 8/8プラスだけでなく、もちろんiPhone Xでも利用することができます。旧来までのライトニングケーブルを使った充電方法では、充電中はライトニングコネクタが塞がってしまい、その他の作業ができませんでした。しかし、iPhone Xや8/8プラスでは、「Qi(チー)」に対応する充電パッドの上に載せるだけで充電が開始されるため、充電中にもライトニングコネクタを別の目的に利用できます。
また、ワイヤレス通信方式は、最新規格であるMIMO対応の「IEEE802・11ac」対応と変更ありませんが、ブルートゥース規格は最新の「ブルートゥース5.0」に対応しました。現段階ではまだブルートゥースヘッドフォンなどの対応製品が発売されていませんが、通信距離/通信速度が向上するため、より使い勝手がよくなることが予想されます。
また、iPhone Xのバッテリは、iPhone 7と比べて最大2時間長い駆動時間を実現しました。連続通話時間は最大21時間、インターネット利用は最大12時間(iPhone 7プラスは連続13時間)と旧モデルと同等ですが、iPhone Xでは高速充電に対し、30分充電するだけで最大50パーセント充電できます。
なお、ワイヤレス充電機能やブルートゥース5.0に関しては、iPhone 8/8プラスにも同様に搭載されています。詳しい解説は次ページ以降の解説を参考にしてください。
iPhone Xのみバッテリの持ちがアップ
iPhone Xは、iPhone 7と比べて最大2時間長い駆動時間を実現しています。iPhone 8/8 Plusは7シリーズと同等の駆動時間なので、バッテリ問題に悩むユーザにとっては大きなメリットになるでしょう。
対応製品の登場に期待
Bluetoothが最新規格「Bluetooth 5.0」に対応しました。クラウドファンディングではすでにBluetooth 5.0に対応したワイヤレスイヤフォン「Toch」が登場しています。今後徐々に対応製品がリリースされるでしょう。
ワイヤレス充電に対応
iPhone 8/8 Plus同様、iPhone Xもワイヤレス充電に対応しています。充電中でもLightningコネクタが利用できるので、「充電中に有線で音楽を聴く」といったことが実現できます。