iPad Pro
シルバー、ゴールド、スペースグレイのボディ、そして12・9インチの巨大なディスプレイに思わず目を奪われる。11月から発売開始された、これまででもっとも壮大なiPad。560万ピクセルのレティナ・ディスプレイの美しさは実に筆舌に尽くしがたい。だが、それでいてiPadプロは初代iPadとほぼ同じ重さだ。薄さは6.9ミリ、重さは約700グラム。さらに搭載される64ビットのA9Xチップは、これまででもっともパワフルである。9月のスペシャルイベントでアップルは「ほとんどのポータブルパソコンに匹敵する」といった。従来のiPadの機能や使いやすさはそのままに、ディスプレイの向きに合わせて中高音域/低音域の音量バランスを変える4基ものスピーカ、10時間のバッテリ駆動を実現するなどその他のテクノロジーの進化にも余念がない。だが、今回の新しいiPadはそれだけでは終わらなかった。「アップルペンシル」と「スマートキーボード」という相棒が、「かつてない」精度と実用性を私たちにもたらしてくれる。
FRONT
①1.2メガピクセルFaceTime HDカメラ
②ホームボタン/Touch IDセンサ
RIGHT
③マイクロフォン
④音量を上げる/下げる
LEFT
⑤Smart Connector
TOP
⑥電源オン/オフ、スリープ/スリープ解除
⑦内蔵ステレオスピーカ
⑧3.5ミリヘッドフォンジャック
BOTTOM
⑨内蔵ステレオスピーカ
⑩Lightningコネクタ
この書き心地、本当にデジタル?
Apple Pencil
まるで鉛筆のような書き心地。iPadプロのための「アップルペンシル」は21世紀の新しい鉛筆である。指でのマルチタッチよりももっと精度が欲しいとき、それを片手に持つだけで、描画もスケッチも、イラストも、3Dデザインも、驚くほど滑らかに自然に行うことができる。それを可能にするのは、圧倒的な反応速度。iPadプロがアップルペンシルを感知すると、そのシグナルは1秒間に240回という驚きの速さで伝わる。さらに強めに書けば太めの線を、優しいタッチなら細い線を、これまでの「スタイラス」では実現できなかったクリエイティブが無限に広がる。
電源、ペアリングいらず。ベストなキーボード体験
Smart Keyboard
創造性には「鉛筆」、生産性には「キーボード」。iPadプロのための「スマートキーボード」は、1世紀以上の歴史を持つキーボードというツールを再び一から創造した。わずか4ミリの薄さなのにしっかりとタイピングでき、特別に織られた導電性のあるファブリックは水と汚れに強い仕様。「文字を入力する」以外に、折り畳むことで「映画を観る」「保護をする」こともできる。そしてアップルならではの見せ場が3つの「不要」。iPadプロ本体を近づけるとピタッとくっつき、スイッチもプラグもペアリングも不要ですぐに使い始められる。iPadにこれまでにない柔軟性が生まれた。