iPhoneのバックアップは、アイクラウドのほかにMacのiTunesでも可能だ。バックアップをコンピュータに保存するため、原則的には容量を気にしなくてもいい。また、ワイヤレスで行ってもLAN内なのでデータ転送が高速だし、USB接続すればさらに高速なバックアップおよび復元が可能だ。なにより、データが手元にある安心感はアイクラウドにはないメリットといえよう。
なお、iTunesにはバックアップされない項目があるので次に掲げておこう。
●iTunesおよびアップストアから入手したコンテンツ
●iTunes から同期したコンテンツ
●クラウドにすでに保存されている写真
●タッチIDの設定内容
iTunesから復元
(1)iTunesバックアップを選択
iPhoneをアクティベートしたら、右の画面になる。ここで[iTunesバックアップから復元]を選び、ライトニング-USBケーブルでiPhoneとMacを接続する。
(2)バックアップを選択
iTunesがiPhoneを認識すると、Macに保存されている最新のバックアップファイルが候補として表示される。復元に使うバックアップデータを選ぼう。
(3)iPhoneの復元中
(2)で[続ける]をクリックすると復元が開始される。
(4)iPhoneが再起動
しばらくするとiPhoneが再起動して、アプリやコンテンツの転送が始まる。復元中もiPhoneは利用できるが、ダウンロードするコンテンツが多いと動作が遅くなる。
(5)アップデート完了
アップデートが完了しましたと表示されたら[続ける]をタップし、アイクラウドの設定を行う。
(6)復元完了
すべてが完了するとこの画面になる。[さあ、はじめよう!]をタップするとホーム画面が表示される。