マーベリックスの新機能のひとつとして、ソフトウェアの設定ファイルなどをキャッシュする仕組みが備わった。しかし、この機能にバグがあるようで、結果としてソフトウェアの設定ファイルが消えてしまうことがある。TimeMachineなどで設定ファイルのバックアップがあれば、差し替えることで設定が復活できるように思える。
しかし、マーベリックスでは単純に差し替えただけでは元通りにならない。設定をキャッシュする機能によって、差し替える前の設定に書き戻されてしまうからだ。
そこで、設定ファイルを差し替えた直後に、アクティビティモニタから「cfprefsd」というプロセスを探して、自分のユーザー名で動いているものをいったん終了しよう。そうすることで、差し替えた設定ファイルが有効になる。
なお、面倒なだけのようなこの機能だが、実は「不正な手段による設定の書き換え」を防止するための仕組みだ。バグが直ったとしても、例えば設定ファイルを捨ててリセットしたい、というような際も、このような手順を踏む必要がある。