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Mac Fan メールマガジン

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レコーディング

著者: Mac Fan編集部

レコーディング

毎月、天声姫語や快発会社パップルなどのタレントさんの収録をお手伝いしてますが、第1回目の収録で土屋さんが「Macで録らないんですか?」とツッコミを入れられてしまいました。通常、ビデオ撮影のあとにそのままビデオカメラで収録していたんです。

タレントさんとの収録は時間の勝負です。失敗もなかなか許されません。そこでかなり信頼性のある機器を使う必要があるわけで、DVカメラというわけです。48kHz、16bitで60~80分も安定して録音できる機器は、ほかにはDATくらいしかありません。それに、途中で失敗しても、テープメディアというのはそこまでの分は残っていますから、ディスクメディアのようにまるごと消滅もあまり発生しません。

Macで録音すると、あとで取り込みする手間はありませんが、たとえばSoundtrackの場合、録音した後に処理が入ってしまい、すぐにチェックや録音の再開ができません。しかも、ファイルに保存しなければそれまでのデータが飛んでしまいます。そして、保存にも時間がかかります。Macはポスプロにはとても便利な機械ですが、いきなり本番というのは厳しいというわけです。

ただ、先日は音だけの収録というわけでローランドのR-09を持って行ったのです。シリコンメディアですから失敗すると0というリスクはありましたが、さすが録音専用機。すばらしい音質で録れました。たいていはかなりクリンアップしないといけないのですが、今回はほとんどそのままフィニッシュしました。快発会社パップルPodcastでお確かめください。