ホンダ(ホンダ技研工業)が2月1日、“人とわかり合えるAI”こと、協調人工知能を搭載した車の一般向け実証実験を開始することを発表しました。今回発表されたのは、搭乗型のCiKoMa(サイコマ)と、徒歩での移動に追従するWaPOCHI(ワポチ)の2種類です。
CiKoMaは1人~数人までの乗員数を想定した乗り物で、基本的に自動走行するため、運転に不慣れな人でも安心して移動することができます。タクシーのように、必要なときに呼んで乗車し、任意の場所で乗り捨てるという利用が想定されていて、ビジネスはもちろん、街中のちょっとした移動や観光などで大活躍しそうです。
窓が広くて、走行中に景色を眺めるのも楽しそう!
もう一方のWaPOCHIは、ユーザを認識し、歩行するユーザに寄り添い移動するロボット。ユーザについていく追従と、ユーザの前を移動する先導を行います。また荷物を載せることができるので、ユーザは手ぶらで歩けるのもうれしいポイント。
近未来感のある見た目にワクワクします。
それぞれの体験会はどちらも茨城県で開催され、CiKoMaはアグリサイエンスバレー常総内の「道の駅常総」から観光農園「グランベリー大地」までの約850メートルの区間で自動走行の乗車体験を実施中です。WaPOCHIについては、グランベリー大地の屋外敷地内にて、いちご狩りの利用者を対象に体験できるそうです。
日々の移動や街歩きをもっと快適に楽しくするロボットのある生活を、皆さんも試してみてはいかがですか? それではまた来週お会いしましょう。
【中臺さや香/Mac Fan】
●「自由な移動の喜び」を一人ひとりが実感できる社会の実現を目指した「Honda CI マイクロモビリティ」