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Apple製品導入の手引き2019

Apple製品導入の手引き2019

INTRODUCTION

iPhoneやiPad、そしてMacといったApple製品は、広くビジネスや教育の現場で使われています。

しかし、これまで一般的だった“PC”の世界とは大きく異なるため、実際に企業や学校に導入しようとすると、“わかりにくい”という声が挙がります。

また、端末を導入してみたものの、“よくわからないまま”使っているというケースも非常に多いのが現状です。

たしかに、初めてAppleというプラットフォームに接する人は戸惑うこともあるでしょうが、Apple製品がそうであるように、ビジネス・教育導入の方法論も実にシンプルで、理解が決して難しいものではありません。

ビジネスでも教育でも、Apple製品を導入・利活用するには以下のような手順を踏むことが一般的です。

【1】準備(導入目的や活用方法、コスト、端末の検討)

【2】評価・検証(インフラ、セキュリティ、アプリケーション等の検討)

【3】導入・展開(調達、キッティング、配備、管理等の実施)

【4】利活用・定着化(トレーニングやサポート、活用の拡大等の実施)

Appleプラットフォームにおいて、この中で特に多くの人を悩ませるのが、③の「導入・展開」のフェイズです。

というのも、この段階ではAppleが独自に用意している「Device Enrollment Program」や「Apple Business Manager」、「Apple School Manager」といった各種プログラムが存在し、MDM(モバイルデバイス管理)ソリューションとの連係を含めて、しっかりとポイントを理解しておかないとならないからです。

しかし、逆に言えば、そこさえ押さえてしまえば、「Apple製品を使って何ができるのか?」の基本がわかるので、その後の利活用・定着化も、その前の準備・評価・検証も、スマートに行えるようになるはずです。

そこで、この特集は今一度Apple製品がなぜ企業や学校で選ばれるのか? を確認したうえで、Apple製品の「導入・展開」に絞って、今知っておくべき知識とポイント、具体的な手順をまとめました。

ぜひ、一人でも多くの人に慣れ親しんでもらい、Apple製品のビジネス&教育シーンでの利活用を図ってほしいと思います。