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【金】腕をかざすだけでなんでも「ピッ」

本当にとっても便利!手首に「Suica」で電車に乗れる

海老原昭

Mac一筋20年以上のフリーライター。Apple Watchは初代とSeries 2を計3台所有。

 

Apple Watchで便利なのは、やはりSuicaを登録できることです。Suicaの便利さは今さら説明するまでもありませんが、券売機を使わずに済むこと、いつでも手元で履歴を確認できるのは大変ありがたいです。駅の出入りもコンビニや自販機での支払いも、手首でタッチするだけ。スマホでタッチするより未来感があるのもお気に入りです(裏拳を入れてるように見えますが)。

不満といえば、「自動改札のICカードリーダが右側にしかない」こと。快適に通るにはApple Watchを右手に着けないとならず違和感がありましたが、JR東日本のCM動画やポスターでも全員右手に着けていたので、こういうものなんだと割り切ることにしました。自動改札メーカーの皆様、いつか左側にもリーダを付けてくださいね。

Apple PayでのSuicaはチャージのみの通常版と定期券の両方選べますが、私は自宅がオフィスのフリーランスなので、定期券は買わずにチャージのみ。Series 3でSuica定期券を使っている友人曰く、「超便利だけど、電池切れが怖い」とのこと。Series 4になれば電池が切れてもSuicaだけはしばらく使えるので、買い替えを推奨しておきました。

iPhoneでも7以降ならApple Pay+Suicaが使えるわけですが、支払いのたびにスマホを出したりしまったりするのはあまりスマートじゃないし、急いでいるときほど落としたりしがちです。Apple Watchなら落とすことはまずないですし、服の上からでもちゃんと認識してくれます。残金が足りなくなっても、Apple Watch単体でチャージできるので、iPhoneは出さずに済みます。

クレジットカード(ビューカード)を登録して自動チャージにしておけば、指定した残り金額まで減ると自動的に「おかわり」してくれるので手間がかかりません(…私はついつい使いすぎるので自戒を込めて手動チャージに戻しました)。

また、イベントなどの取材帰りに帰宅ラッシュにハマると大変なので、たまに贅沢してグリーン車を使うのですが、これもApple Pay+Suicaで購入できます。ホームのグリーン券販売機はモバイルSuica対応していないので、事前にスマホのSuicaアプリで購入しておき、乗車後、座席の上にある読み取り機にApple Watchをかざすと検札完了です。

ちなみに新幹線のチケットもモバイルSuica特急券で購入できるのですが、いかんせん新幹線に乗る機会が少なくて試す機会がありません。遠方のメーカー様からのご招待をお待ちしております。

改札通過時はApple Watchを右手に着けていないとちょっと不便。左右どちら側でも通過できるようになりませんかね。

iOSの「Suica」アプリで定期券を購入すればApple Watchでも使えます。日々の通勤や通学もApple Watchで済むのは楽ですね。

Apple Watch単体でもSuicaのチャージが可能です。セルラーモデルならiPhoneなしで手ぶら移動できるのはものすごく魅力的、かも。

オートチャージするにはクレジットカード(ビューカード)を登録する必要があります。便利なんですがついつい使いすぎてしまうので、個人的には封印中です。

モバイルSuicaのグリーン券は券売機では買えないので、先にスマホアプリで購入しておく必要あり。この辺のちぐはぐさはちょっと残念ポイントです。

Suica

【開発】East Japan Railway Company

【価格】無料

【場所】App Store>ファイナンス

ポイントが自動で貯まる!Apple Payで楽ちん支払い

今井隆

Mac歴32年のライター。Apple Watchは初代とSeries 4を愛用。

 

iPhone 7でApple Payが使えるようになってから、買い物の際にApple Payで支払いを済ませることが多くなりました。Apple Watchを使うと、この支払いがさらにスマート&スピーディに。

iPhoneで買い物をする場合には、まずポケットなどからiPhoneを取り出し、Face IDやTouch IDなどの生体認証を行ってからリーダにかざす必要がありますが、Apple Watchならサイドボタンを素早く2回押してかざすだけ。Suicaをエクスプレスカードに設定しておけば、サイドボタンを押す操作も必要ありません。基本的には表示面を読み取り機に押しつける必要もなく、画面がこちらを向いている状態でも支払いができます。

また、最近ではApple Payの利用で「Ponta」ポイントが貯められるサービスも始まり、「Pontaカード(公式)」アプリをiPhoneにインストールすることで、ローソンなどの店舗での支払時にお得にポイントが貯められるようになっています。

交通機関での利用が便利なSuica機能ですが、今はSuicaでの支払いができる店舗も多くなっています。

Pontaカード公式アプリをiPhoneにインストールして必要な情報を登録すると、ローソンなどでApple Payで支払うたびに自動でポイントが貯まります。

Pontaカード(公式)

【開発】LOYALTY MARKETING, INC.

【価格】無料

【場所】App Store>ライフスタイル

チケットを登録して飛行機に手ぶらで搭乗できる!

栗原亮

ライター/編集者/講師。Series 4は心電図機能待ち。

 

Apple Watchで最近便利だなと感じたのが飛行機の搭乗チケット利用です。ANA(全日本空輸)はかなり初期から「Wallet」アプリでのチケットサービスに対応していますが、今回利用したのはオーストリア航空。実際に利用できるかはやってみないとわからないのでドキドキでした。

いよいよ搭乗受付時間。満を持してQRコードを表示したApple Watchを見せたところ、あっさり読み取ってもらえて一安心! ただ、地方空港だと読み取り機の形状が異なっていて使えないこともあるので、iPhoneも用意しておいたほうが安全かもしれません。

航空会社から届いた搭乗券メールに、Walletのパスが添付されていました。これを登録すると、Apple WatchでもQRコードを表示できます。

日々の家計簿はApple Watchで素早く入力!

益山武

入社してもうすぐ1年の本誌編集部員。どうぞよろしくお願いします。

 

「記録魔」の僕は、日々行った飲食店や消費したコンテンツ、そして使った金額をアプリに残さずにはいられません。溜まった膨大なデータを眺めているとき、初めて「あ、生きてる」と実感が湧く、非常に寂しい人間なんです。

この「秒速家計簿」は、その名のとおり使った金額を「秒速」で記録できる家計簿アプリ。iPhoneで[食費][生活費]など項目をつくっておけば、Apple Watchでも同様の項目に記録できます。もちろん、記録するだけでなく使った金額の確認もOK。ただ、現時点で有料アプリのため、最初に記録する金額がこのアプリ代、というのは皮肉なもんです…。

1円単位の細かい金額もササッと入力できます。

秒速家計簿

【開発】Ping-Hsien Chou

【価格】240円

【場所】App Store>ファイナンス