Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日: 更新日:

オールアバウト 新Mac mini

オールアバウト 新Mac mini

同じ形で中身を一新

上のスペック表を見てもわかるように、新Macミニは前モデルと比べて飛躍的な進化を遂げている。プロセッサは前モデルのデュアルコアから、クアッドコアないしは6コアへとパワーアップ。オプションで増設できる最大メモリは16GBから64GBに一気に増大し、ストレージはハードディスクやフュージョンドライブに替わって、標準でPCIeベースのSSDとなった。

また、これまでサンダーボルトとHDMIを併用して最大2台のディスプレイを接続できたビデオ出力は、サンダーボルト3を備えたことで最大3台までの同時接続が可能となった。解像度は5Kに対応しているので、最新の高精細ディスプレイを使った環境も実現できる。

背面インターフェイスの中心的存在は、4つのUSB 3.0から、さまざまな用途に対応する4つのサンダーボルト3(USB-C)に世代交代。ネットワーク用のギガビットイーサネットも、新モデルならオプションで10ギガビットイーサネットに変更できるようになり、プロユースとしての拡張性を持ったマシンに生まれ変わった。

【FRONT】漆黒ボディでクールな印象に

ボディカラーがシルバーからスペースグレイに一新。アルミニウムユニボディを採用した本体の大きさは、前モデルとまったく同じだ。前面にあったApple Remoteの赤外線受光部が廃止され、電源ステータスを表す小さなLEDのみになった。

【BACK】最新インターフェイスが充実

Mini DisplayPort出力に対応したThunderboltポートの代わりに、DisplayPortやThunderbolt、USB 3.1 Gen 2に対応するThunderbolt 3(USB-C)ポートを4つも搭載。SDXCカードスロットがなくなるなど大きく様変わりしている。

【TOP】シンプルを極めたスクエア型

丸くラウンドする四隅のコーナーとシャープなエッジ部分は変わることなくシンプルで美しい。フラットなトップ面は複数のMac miniをスタックするのにも都合がよい。中央に大きくAppleロゴが配置されているのも同じだ。

【UNDER】すべてを守る円形カバー

樹脂製の円形カバーを脚代わりにする構造も前モデルと同様。このカバーを外すと金属製のメッシュカバーが現れ、それを外すと内部にアクセスできるユニボディの構造も変わっていない。ただし、ユーザによる内部へのアクセスは保証外の行為になる。

現行Macシリーズのサイズ感

改めてほかのMacシリーズと比べてみると、やはりMac miniのコンパクトさが際立つ。新モデルのサイズは前モデルとまったく同じだが、重さは1.2kg前後から1.3kgに微増している。

外箱と付属品

新Mac miniの同梱品は電源コードのみ。前モデルでは白色の電源コードだったが、新モデルではボディカラーに合わせて黒色になっている。