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使ってわかった! iPad ProのQ&A

使ってわかった! iPad ProのQ&A

Q・iPad ProもiPhoneみたいに耐水なの?

A・耐水機能はない

iPhone 7以降のモデルに搭載されている、防沫・耐水・防塵機能。場所を気にすることなく使うことができる実用的な機能だが、残念ながら新型iPad Proに防沫・耐水・防塵機能はない。水濡れなどに気にすることなく使いたい場合は、サードパーティ製の防水ケースなどを利用するのがよいだろう。

Q・3D Touchは使えるの?

A・使えない

iPhone XSなどに搭載されている触覚フィードバック「3D Touch」。「強く押す」といった動作によって、ショートカットやクイックアクションを活用できるものだが、iPad Proには搭載されていない(iPadシリーズで搭載モデルはない)。従来3D Touchで行うと便利なキーボードのカーソル移動は、2本指で任意のキーボードを長押しすることで代用できる。

Q・Apple Pencilは市販の充電器を使える?

A・使えない

初代Apple Pencilは、Lightningを介して充電ができたが、第2世代Apple Pencilは現状、iPad Pro本体側面の「磁気コネクタ」でのみ充電可能だ。おそらくApple Pencil独自の規格が採用されているものと思われる。ものはためしと市販のQi規格のワイヤレス充電パッドに第2世代のApple Pencilを載せてみたが、充電はされなかった。

Q・Apple Payは使えるの?

A・使えるが、店舗では利用できない

新型iPad Proももちろん、Appleが提供する決済サービス「Apple Pay」に対応している。しかし、iPad ProがApple Payを使えるパターンは(1)アプリ内、(2)SafariのWEB上、(3)個人間送金(米国のみ)、(4)ビジネスチャット(米国のみ)の4つ。そのため、iPhoneのように店舗で使ったり、Suicaを使って電車に乗車するといったことはできない。

Q・iPad Proにはたくさん磁石が使われているって本当?

A・本当。取扱に気をつけよう

新型iPad Proの発表イベントでも言及されていたが、本体には102個もの磁石が使われている。ためしに磁石の位置を観察できる「マグネットビューワ」を使ってみたところ、本体の周辺部に沿って多数の磁石が配置されているのがわかった。注意したいのは、持ち歩きの際に磁気に弱いものの近くに置かないこと。クレジットカードなどが使えなくなる恐れもある。

Q・Apple Pencilの持ち運びの最適解は?

A・本体に取り付けるのが吉。でも、カバンの中では不安かも

初代モデルでも頭を悩ませることが多かった、Apple Pencilの「持ち運び」。第2世代モデルは本体側面に取り付けことができるため、基本的にはその状態での持ち運びが望ましいだろう。しかし、実際に使ってみたところ、上からの衝撃に強い反面、横からの衝撃には弱い印象を受けた。カバンなどにそのまま入れていると、もしかしたら、不意の衝撃で外れてしまうことがあるかもしれない。気になるならば、別途持ち運び用のケースなどを用意したいところだ。

Q・Smart Keyboard Folio以外の選択肢はあるの?

A・Bluetoothキーボードか有線キーボードを使おう

iPad Proの純正キーボードとして用意されているSmart Keyboard Folio。前面と背面を守るケースとしても利用できる便利なアクセサリだが、値段の高さや、打鍵感が気になる人にとっては、違う選択肢が欲しいところ。そうしたときに使えるのがBluetoothキーボードか、有線キーボードだ。前者は説明するまでもないが、新しいiPad ProではUSB-Cハブなどを経由すれば有線キーボードも使えるのだ。お気に入りのキーボードが有線の場合、iPadでも使用できる。

Q・Apple Pencilのダブルタップ機能は「メモ」アプリしか使えないの?

A・Bluetoothキーボードか有線キーボードを使おう

Apple Pencilのダブルタップは、対応アプリで利用可能だ。たとえば「Procreate」、「CLIP STUDIO PAINT」、「メディバンペイント」といったペイントアプリ以外にも、写真編集アプリ「Adobe Lightroom CC for iPad」など、さまざまなカテゴリで対応アプリが揃ってきている。なお、ダブルタップの機能の割り当てはアプリによって異なる。

Q・ポートレート写真の被写界深度は設定できる?

A・条件付きでできる

iPhone XSシリーズなどには、ポートレートモードで撮った写真の被写界深度を撮影後に調整できる「深度コントロール」機能が搭載されている。新しいiPad Proでは、自機で撮影されたポートレート写真であれば、被写界深度をあとから調整可能だ。ちなみに、ほかのデバイスで撮影されたポートレート写真の被写界深度を調整することはできなかった。