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丸いマウスの先駆け「EGG MOUSE」が新デザインでこの夏登場! 創業40周年のエレコムらしさを反映するプロダクト

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丸いマウスの先駆け「EGG MOUSE」が新デザインでこの夏登場! 創業40周年のエレコムらしさを反映するプロダクト

エレコムを象徴するプロダクトのひとつである「EGG MOUSE」。創業40周年記念としてリデザインされた新モデルでは、1988年に登場した初代が提示した「手にフィットする卵形」という発想を、現代の生活環境に合わせて再解釈しました。古畑義矢さん(責任者)、筒井舜平さん(開発・企画担当)、吉井樹さん(デザイン・企画担当)に、節目のプロダクトをつくる重圧や、価格と挑戦の折り合い、そして「着せ替えカバー(ソフトシェル)」という新しい仕掛けに込めた意図を聞きました。

エレコム株式会社
商品開発部 ペリフェラル課 課長
古畑義矢さん(右)

商品開発部 ペリフェラル課 I/Oデバイスチーム
筒井舜平さん(中)

商品開発部 ペリフェラル課 デザイナー
吉井樹さん(左)

エレコムが誇る名作プロダクトを
リデザインしました!

創業40周年を記念するワイヤレスマウス
EGG MOUSE
【発売】エレコム
【実売価格】5000円前後
2026年夏発売予定。シーンごとに着せ替えできるソフトシェル/4ボタン(静音)/BlueLEDセンサ/Bluetooth/最大3台切替/単4形電池×1

マウスを暮らしの道具へ。「エレコムらしさ」を今の生活に置き直す

──今回の創業40周年記念製品の開発背景を教えてください。

吉井:EGG MOUSEは、EGG MOUSE誕生20年、創業30周年と節目ごとに、社会のニーズや弊社の状況を反映してデザインされてきた製品です。創業40周年を迎える今回も「エレコムとは何か」を象徴するものとして、原点にあったユニークな発想や、人に寄り添う姿勢を今の形で表したいと考えました。仕事の道具に限らず、暮らしの道具全般へと広がってきた流れの中で、生活全体を豊かにするマウスを目標にしています。

──新モデルの特徴を教えてください。

吉井:コンセプトは、「オフィス機器としてのマウス」から「暮らしの道具」へ、という視点の転換です。従来のマウスは割り線(継ぎ目)が多く機械的に見えがちですが、独自開発のソフトシェルによって継ぎ目を感じさせない質感を目指しました。これは意匠性だけでなく、本体の保護など機能面にも寄与しますし、気分に合わせて色を変えられる楽しさも特徴です。

──今年2月に東京ビッグサイトで開催された「第19回LIFE×DESIGN」に展示されていましたが、触感とカバーの色が印象的でした。

筒井:ありがとうございます。着せ替え可能なソフトシェルは、柔らかさと、さらっとした触感があります。EGG MOUSE本体はブラック/ホワイト/イエロー/ピンク/ブルーの5種類のカラー展開で、ソフトシェルが各2色付属します。

エレコムを象徴する卵形マウス
1988年に発売された「EGG MOUSE」初代モデル。EGG MOUSE誕生20年にあたる2004年、創業30周年の2014年という節目でリデザインされてきました。創業40周年記念モデルは今夏発売予定です。




「新しいこと」と「買いやすい価格」を両立させる

──エレコムという企業を象徴するプロダクトを開発することで、特別な思いはありましたか。

古畑:歴代のモデルは、その時代ごとに新しさや技術が盛り込まれていました。ですので、今回もきちんと新しいことを企画しないといけないという意識がありました。一方で、以前は「美しいものはつくれるが、価格が高くなりすぎる」といった課題もありました。その両方の側面をどう組み合わせて実現するかが挑戦でした。

吉井:デザインへのこだわりはもちろんですが、スペックに見合った価格帯に収めるための細かな調整が難しかったです。市場での想定価格は5000円前後を考えていますが、これはマウス市場の感覚では「道具としてはしっかりしていながら、現実的に手が届く」ラインだと位置づけています。

普段使いを崩さず機能の手数を増やす

暮らしやファッションに彩りを
親しみやすさと、生活の中でアクセントになる上質さの両立を目指したデザインです。ハイブリッドワークやサードプレイスでも、アクセントとして持ち運びたくなる形状と機能を備えています。

──卵形という形状には制約もありそうですが、技術的に開発で苦労された点はありますか。

筒井:手のひらに収まる小型で、なおかつ高さがある形状は、内部機構の実装に難しさがあります。主張しすぎないホイールサイズなど、デザインと使い心地のバランスに多くの調整が必要でした。

──機能面ではどのような特徴がありますか。

筒井:現行のワイヤレスマウスとして標準的なBluetooth接続に対応し、底面のボタンで最大3台の切り替えが可能です。会議中のクリック音を抑えるため、静音仕様の4ボタンマウスとしました。ホイールやボタンへの機能の割り当ては「マウスアシスタント」でカスタマイズできます。

吉井:今回のリデザインでは、EGG MOUSEの象徴的な形を残しつつ、生活空間に置く「道具としての佇まい」に振り切ったデザインを目指しました。40周年モデルは懐古ではなく、普段使いの延長線上で、いまのデスク空間や働き方に合わせてお使いいただきたいですね。

着せ替え可能なソフトシェル
利用シーンや気分に合わせて着せ替えられる専用ソフトシェルが用意されています。サラッとした表面処理などによって、柔らかく滑らかな触り心地を実現しつつ、握ったときのホールド感も両立しています。




Macユーザにも根強い人気を誇る 「HUGE PLUS ワイヤレストラックボール」

マウスと並んでMacユーザからの人気が高い入力デバイスがトラックボールです。エレコムでは有線モデルとワイヤレスモデル、親指操作モデルと人差し指操作モデルなど多彩なラインアップを揃えていますが、多機能と使い勝手のバランスで支持されているのが「HUGE PLUS ワイヤレストラックボール」です。 

同製品はBluetooth、USB 2.4GHz無線レシーバ、有線(USB)の3種類の接続に対応し、直径52mmの大型ボールと、機能の割り当てが可能な合計10ボタンで作業効率を高められます。手首から手のひら全体が乗せられるパームレストを備え、長時間の作業でも手首への負担を軽減できるのもメリットです。

【発売】エレコム
【価格】1万9800円(ダイレクトショップ価格)
https://www.elecom.co.jp/products/M-HT1MRBK.html

写真:梅田彩華、黒田彰

※この記事は『Mac Fan』2026年5月号に掲載されたものです。

著者プロフィール

栗原亮(Arkhē)

栗原亮(Arkhē)

合同会社アルケー代表。1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。

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