BTSが新アルバム「ARIRANG」を発表する節目に、Apple Musicのゼイン・ロウが、独占インタビューを実施した。このインタビューがApple MusicのポッドキャストThe Zane Lowe Showで紹介された。
アルバム「ARIRANG」は、韓国の伝統民謡を象徴として掲げ、ルーツへの誇りと郷愁を現代的なサウンドで世界へとつなぐ作品となっている。
メンバーたちは、アルバムの制作過程や兵役を終えて再集結した経緯、そしてグループとしての特別な絆についてどのように語ったのだろうか。
アルバム名「ARIRANG」に込めた想いとは
BTSは新アルバムのタイトルに「ARIRANG」と名づけた。「アリラン」とは、何百年も歌い継がれてきた韓国の伝統民謡であり、メンバーのRMはこのアルバムに韓国の伝統民謡が持つ郷愁や別れ、再会への想いを重ねたと説明している。
これは、兵役期間中に過去やファン、そして自分たちのルーツを見つめ直す中で、自然と浮かび上がった言葉だった。
またRMにとって、このタイトルがBTSを再び一つに結びつける言葉であり、個人的な感情を普遍的なものへと昇華させる象徴でもあったという。

「ARIRANG」の制作過程を振り返って
インタビュー内でBTSは、新アルバムに参加したレジェンド級アーティストたちとのコラボレーションについても触れた。
参加したのは、DiploやMike Will Made-It、Kevin Parker、Teezo Touchdown、そしてエル・グインチョといった多彩なクリエイター陣だ。彼らとの制作は、グループにとって大きな刺激となった。
中でもJung Kookは、エル・グインチョと密に作業した経験を振り返り、「曲作りのアプローチそのものが新鮮で衝撃的だった」と明かす。数多くのトラックを聴く中で、これまでにない発想や空気感に圧倒されると同時に、それをどう最大限に生かすかというプレッシャーも感じたという。
今回のコラボレーションは単なる共演にとどまらず、BTS自身の表現を拡張する挑戦の連続となった。メンバーは「全く新しい雰囲気だった」と語り、再び同じプロデューサーやソングライターたちとセッションしたいと振り返った。
グループとしての再集結はもっとも自然なこと
またグループとしての活動再開について、大きな転換点でありながらも、メンバーにとっては自然な出来事だったという。Jung Kookは、ソロ活動を経ての再集結について「自分にとっては一番自然なことだった」と語った。これまでのキャリアの大半をグループとして過ごしてきたからこそ、再び集まることに特別な違和感はなかったという。
兵役を別々のタイミングで終える選択肢もあったが、結果的にほぼ同時期に復帰できたことで、グループとしての再始動はスムースに進んだ。メンバーは、「必然のように、すべてが自然に流れていった」と話し、BTSという存在が、自分にとって自然に立ち戻る場所だったと振り返っている。
Jiminにとって兵役期間は、自分自身を見つめ直す時間だったと話す。仕事ができることの価値や、若い兵士たちが全力で日々に向き合う姿に刺激を受け、「もっと努力しなければ」という思いを強くしたという。軍隊でもJung Kookと共にスキルを磨き続けた日々は、再びステージに立つための確かな土台となっている。
BTSのこれまで。そして未来へ
最初はそれぞれ異なる道を歩んでいたBTSだが、Jinは、RMやj-hopeをはじめとするリーダーたちの存在によって、音楽が持つ本当の楽しさと喜びを理解できたと振り返る。もし別の人生を歩んでいたらどうだったのかと考えることもあるが、最終的に自分を最高の道へ導いてくれたのはメンバーだったとも語った。

BTSは今、成功の先にある「レガシー」を築く段階に立っている。終わらせないことを選び、再び集まることを選んだ7人。その選択の先にある新章が、「ARIRANG」とともに始まろうとしている。
著者プロフィール
大竹望未
『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利でおもしろいガジェット、iPhoneのTipsを日々探しています!




