どこにフォーカスするべきか。「マップ」とGoogleマップの違いから考える
開発の現場では「プロダクトではなくユーザにフォーカスしろ」ということがよく言われるそうだ。
日本の白物家電が衰退したのは、プロダクトにフォーカスをして性能や機能を過剰に追求したため、高くて使いづらいものになってしまったからだと、事実かどうかはともかく、業界寓話として語られる。Googleマップは同じ過ちを犯そうとしているのではないかと心配になる。
たとえば、Googleマップで場所を検索すると、その周辺地図とともに周辺施設など大量の文字情報が表示される。[経路]ボタンは一応強調されているものの見つけやすいとは言えない。
一方、純正マップは非常にシンプルで、周辺施設はやや透明度のある色彩で抑え気味に表示される。さらに[経路]ボタンは非常に大きく配置され、交通機関での移動時間まで表示される。つまり、Appleは純正「マップ」を「地図」ではなく「移動ナビゲーション」として捉えているのではないか。地図というプロダクトではなく、それを使うユーザの行動にフォーカスをしているのだと感じる。


そろそろApple純正「メール」や「マップ」に戻る時期がやってきているようだ。ぜひ皆さんも、Appleユーザとして正しい選択をしていただきたい。
おすすめの記事
著者プロフィール
牧野武文
フリーライター/ITジャーナリスト。ITビジネスやテクノロジーについて、消費者や生活者の視点からやさしく解説することに定評がある。IT関連書を中心に「玩具」「ゲーム」「文学」など、さまざまなジャンルの書籍を幅広く執筆。


![なぜ、Macのキーボードには[Backspace]がないのか。そして、[delete]キーがWindows PCの[Backspace]と同じ挙動をする理由は?](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/03/1122048-256x192.jpg)




