AppleとGoogle。両社の開発における考えの違いは、アプリ画面にも色濃く現れる
マップに関しても、両社で開発における考え方が大きく違っている。Googleは「できるだけたくさんの情報を提供する」のが基本的な考え方になっているようだ。一方、Appleは「ユーザの文脈を考え、必要最低限の情報を提供し、見やすくする」ことを心掛けているように感じる。
たとえばGoogleマップで場所を検索すると、基本情報のほかに「Plus Code」も表示される。これはGoogleが提唱している位置コードで、文字列を使って場所を表すことができ、ドアの位置まで指定できる精密さを持っている。
素晴らしい仕組みだが、ユーザに提示する必要があるだろうか。位置情報を共有するときに、内部で使ってくれればいいだけの話だ。


純正「マップ」と「Googleマップ」で「駅」を検索すると…? 違いがより明確化
また、駅を検索してみると、両社の違いがより明確になる。Googleマップで駅を検索すると、時刻表が表示される。現在から1時間半ぐらいまでの間の発車時刻が時刻順に並べられる。上りと下りも一緒に表示される。
一方で、純正マップでは上りと下りに分けられ、行先別の次の列車のみが表示される。そして、行き先別におおよその発車間隔が表示される。


やはりGoogleは「表示できる情報はすべて提供するので、自分で取捨選択してほしい」という考え方だ。これはよく作用すると「詳細な情報が得られる」になるが、悪く作用すると「余計な情報でごちゃごちゃして見づらい」になる。私は後者のほうだ。
一方、Appleは「利用者の文脈を考え、必要な情報を整理して提供する」という考え方だ。これはよく作用すると「シンプルな画面なのに、必要な情報が一目で得られる」になるが、悪く作用すると「情報量が少ない」になる。私は前者のほうだ。



