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iPhoneユーザが純正「メール」と「マップ」を使うべき理由。“GmailやGoogleマップのほうがいい”のは過去の話?

著者: 牧野武文

iPhoneユーザが純正「メール」と「マップ」を使うべき理由。“GmailやGoogleマップのほうがいい”のは過去の話?

AppleとGoogle。両社の開発における考えの違いは、アプリ画面にも色濃く現れる

マップに関しても、両社で開発における考え方が大きく違っている。Googleは「できるだけたくさんの情報を提供する」のが基本的な考え方になっているようだ。一方、Appleは「ユーザの文脈を考え、必要最低限の情報を提供し、見やすくする」ことを心掛けているように感じる。

たとえばGoogleマップで場所を検索すると、基本情報のほかに「Plus Code」も表示される。これはGoogleが提唱している位置コードで、文字列を使って場所を表すことができ、ドアの位置まで指定できる精密さを持っている。

素晴らしい仕組みだが、ユーザに提示する必要があるだろうか。位置情報を共有するときに、内部で使ってくれればいいだけの話だ。

浅草寺の情報を表示した際のGoogleマップの画面。Plus Codeなどユーザに不必要と思われる情報も表示される。
一方の純正マップ。住所、電話、Webといった基本情報しか表示されない。経路探索、通話発信などのユーザアクションは、ボタン化されて大きく表示される。




純正「マップ」と「Googleマップ」で「駅」を検索すると…? 違いがより明確化

また、駅を検索してみると、両社の違いがより明確になる。Googleマップで駅を検索すると、時刻表が表示される。現在から1時間半ぐらいまでの間の発車時刻が時刻順に並べられる。上りと下りも一緒に表示される。

一方で、純正マップでは上りと下りに分けられ、行先別の次の列車のみが表示される。そして、行き先別におおよその発車間隔が表示される。

両マップアプリともに鉄道駅を検索すると時刻表が表示されるが、表示方法に大きな違いがある。Googleマップでは、上下方面関係なく、発車時刻順にすべての列車が表示される。
純正マップでは、上下方面別、行き先別に次の1本のみが表示され、おおよその運転間隔が表示される。ユーザがどのような情報を欲しているのかを考えてデザインされている。

やはりGoogleは「表示できる情報はすべて提供するので、自分で取捨選択してほしい」という考え方だ。これはよく作用すると「詳細な情報が得られる」になるが、悪く作用すると「余計な情報でごちゃごちゃして見づらい」になる。私は後者のほうだ。

一方、Appleは「利用者の文脈を考え、必要な情報を整理して提供する」という考え方だ。これはよく作用すると「シンプルな画面なのに、必要な情報が一目で得られる」になるが、悪く作用すると「情報量が少ない」になる。私は前者のほうだ。

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