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iPhoneでお手軽! 3Dプリンタ「K2 Combo」をレビュー。豊富なモデルをアプリで配布中。出力中の様子もリアルタイムにモニタできるぞ!

著者: 中臺さや香

iPhoneでお手軽! 3Dプリンタ「K2 Combo」をレビュー。豊富なモデルをアプリで配布中。出力中の様子もリアルタイムにモニタできるぞ!

3Dプリンタと聞くと、正直なところ少しハードルが高いイメージがありませんか? 「設定が難しそう」「どうやって3Dデータを作ればいいの?」「結局、使わなくなるのでは…?」。私自身、”玄人向け”という印象を持っていました。

しかし、今回試したCrealityの「K2 Combo」によって、その考えが変わりました。高機能かつ高性能ながら、簡単セットアップでiPhoneから制御可能と優しい設計。“3Dプリンタを買うか迷っている人の最初の1台”として、最適なモデルだと思います。

セットアップは、画面の指示どおり。これなら初心者でも安心だ!

K2 Comboを開封して最初に驚いたのは、想像していたよりも“生活に馴染むデザイン”だったことです。業務用機材のように無骨ではなく、ブラック基調で落ち着いた印象。高さもありますが、幅や奥行きのバランスがよく、書斎や作業部屋にすっと収まります。

「3Dプリンタ」と聞いて想像するのは大きくて無骨なマシーンですが、K2 Comboは丸みを帯びたフォルムで親しみがあります。ちなみにサイズは404(W)×821(H)×436(D)mmです。

3Dプリンタ「K2 Combo」の大きさは、だいたいオフィス用の椅子と同じくらい。ガラス面が多いので、重くない印象がグッド!
大きさは、だいたいオフィス用の椅子と同じくらい。クリアパーツを多く採用しているので、空間を圧迫しないのもいいところ。

今回試したのは「Combo」モデルなので、マルチフィラメントユニットが付属しています。複数色・複数素材を自動で扱える仕様なので、作りたいものによって好みの材質を選べます。取り付けはチューブを所定の位置に差し込み、ガイドどおり進めるだけ。

なお、K2単体でも販売されており、その場合はフィラメントは別売りです。

3Dプリンタ「K2 Combo」のフィラメントはカラフルな色味がキュート!  刺繍で使う「ボビン」を大きくした感じです。
フィラメントはカラフル。刺繍で使う「ボビン」を大きくした感じです。

電源を入れると、K2本体のタッチスクリーンが起動します。以降は、レベリング、ノズルチェック、フィラメント認識といった、3Dプリンタの初期設定に必要な工程が、すべて自動で進行していきます。




iPhoneアプリ「Creality Cloud」で、3Dプリントが一気に身近になる!

個人的に感動したのが、iPhone向けに提供される専用アプリ「Creality Cloud」の存在です。アプリを起動してK2とペアリングすると、造形データ(STL)の検索、スライス設定、プリントの開始/停止、進行状況の確認まで、すべてをiPhoneだけで操作できるのです!

つまり好みの造形データを探して実行すれば、Macを開いて専門ソフトを立ち上げなくても出力が始まるのです。複雑さや難しさがなく、ただただ3Dプリントを楽しめます。

専用アプリ「Creality Cloud」を起動したら、[探索]をタップ。
専用アプリ「Creality Cloud」を起動したら、[探索]をタップ。
画面上部の検索窓に作りたいものを入力します。すると候補が表示されるので、一覧から作りたいものを選びましょう。
画面上部の検索窓に作りたいものを入力します。今回は「花瓶」を検索してみました。すると、たくさんの候補が表示されます。
詳細画面が開いたら[プリント]をタップ。続いて色を指定し[Start Printing]を選びます。
好みのものを見つけたらサムネイルをタップし、詳細画面にアクセス。[プリント]をタップしてカラーを選択し、[Start Printing]へと進みます。
なんと、これだけで印刷が始まります。印刷中は、アプリ画面下部[デバイス]欄から、印刷の様子をリアルタイムで確認することが可能!
すると3Dプリントがスタート。K2の内部にはカメラが搭載されているので、アプリの[デバイス]から3Dプリント中の様子をモニタすることが可能です。
印刷中の様子です。完成が待ちきれず、何度もプリンタ内を覗いてしまいました。
印刷中の様子です。完成が待ちきれず、何度もプリンタ内を覗いてしまいました。

人生初の3Dプリントは…大成功! エッジもシャープで仕上がりに大満足

最初にプリントしたのは、個人的に作ってみたかった花瓶。特別な調整をせず、推奨設定のままスタートしました。

出力には13時間を要しましたが、結果は一発成功! 層の揃い方もきれいで、エッジもシャープです。

3Dプリンタ「K2 Combo」で完成したのがこちら!
13時間ほどかかり、完成したのがこちら!

ものによってはデータそのものが出力されるのではなくて、支えるための根っこのようなものが一緒にプリントされて、完了時に自分で剥がす必要があります。ただ、きれいに取れるので問題はありません。実は花瓶にも、太い木の根っこのようなものが付いてきました。

続いて小物入れも出力してみました。フリルデザインも美しく表現されており大満足。

こちらは、小型ということもあり約40分で完成しました。
こちらは、小型ということもあり約40分で完成しました。




操作が簡単で完成度が高いから、いろいろ作りたくなる!

何度かK2 Comboを使ってみて強く感じたのは、「次は何を作ろう?」と考えてしまうこと。操作が簡単で仕上がりが良いため、つい楽しくなってしまうのです。

レビュー期間中、会社にK2 Comboを置いていたところ、ほか部署のたくさんの人から試したいと声をかけられました。アクセサリトレーやケーブルホルダなど、自分の生活に直結するものを作れるのは、ワクワクする体験ですよね!

K2 ComboのWebページでは、ユーザの作例が公開されています。その完成度に見て驚き、自分だったら何を作ろう?と思ったそこのあなたは、きっと3Dプリンタにハマるはず。そのデビューにK2を選んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに、専用アプリ「Creality Cloud」にはコミュニティスペースがあります。ここでは、世界中のCrealityユーザと、作ったものを見せあったり、アドバイスをもらったりできます。
専用アプリ「Creality Cloud」にもコミュニティスペースが用意されています。ここでは、世界中のCrealityユーザと、作ったものを見せあったり、アドバイスをもらったりできます。
今回試したのは単色の3Dプリントだけでしたが、多色での3Dプリントにももちろん対応。活用の幅が広がります。

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著者プロフィール

中臺さや香

中臺さや香

Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、乗馬、最新のガジェットを触ること。家中まるっとスマートホーム化するのが夢です!

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