2025年1月、Appleは「Apple Creator Studio」を発表しました。Final Cut Pro、Logic Pro、Pixelmator Pro、Motion、Compressor、MainStage、そしてKeynote・Pages・Numbersに新しいAI機能とプレミアムコンテンツを追加し、それらを1つのサブスクリプションとして提供するという内容です。
Mac、iPad、iPhoneが担ってきたクリエイティブ領域は、今回の発表によってさらに拡張されます。動画編集、音楽制作、画像処理、資料作成といった幅広い制作活動を横断し、制作環境そのものを再構築するサービスとして位置づけられています。
直感的でパワフルな制作体験。動画、音楽、画像、資料作成まで
Apple Creator Studioは、従来のアプリ単体では実現できなかったAI処理とコンテンツを統合したサブスクリプションです。App Storeで1月29日(木)より提供を開始し、価格は月額1780円(学生・教職員は480円)または年間17800円となっています。
利用を開始すると、対象アプリのAI機能とプレミアムコンテンツにアクセスできます。たとえば、AIが映像を解析し、画像を補正します。また、作曲の補助や文書の構成を提案してくれます。Apple Creator Studioには、制作の各工程にAIが組み込まれていることにより、ワークフロー全体の効率化が期待されています。

Final Cut Pro:映像制作に“新しい視点”が生まれる
Final Cut Proでは、映像内の音声をテキスト化して検索できる「文字起こし検索」や、人物・動きなどをAIが認識して該当シーンを抽出する「ビジュアル検索」が追加さました。音楽のビートに合わせて編集ポイントを視覚化する「ビート検出」も導入され、音楽との同期編集が容易となります。
iPad版では、AIが映像を分析し、重要な瞬間をもとに自動でモンタージュを生成する「モンタージュメーカー」も搭載。MotionやCompressorとの連携も強化され、編集から書き出しまでの流れが一体化しています。

AIによる作曲支援機能が拡充
Logic Proでは、AI Session Playerに「Synth Player」が追加され、電子音楽制作に対応したパフォーマンスを生成できるようになりました。録音データからコード進行を自動解析する「コードID」や、自然言語でループを検索できる機能も搭載されています。
新しいサウンドライブラリには数百のループやサンプルが追加され、制作の幅が広がっています。

Pixelmator Pro:iPadでも本格画像編集ができる
Pixelmator Proは初めてiPad向けに提供され、タッチ操作とApple Pencilに最適化された編集環境が整備されています。Super Resolution、自動切り取り、ワープツールなど、AIを活用した高度な画像編集が可能です。
Macとの連携により、デバイス間での作業もシームレスに行えます。

Keynote / Pages / Numbers:資料作成にもAIが革命を起こす
Keynote、Pages、Numbersでは、コンテンツハブを通じて高品質な写真、グラフィックス、イラストにアクセスできるようになりました。OpenAIモデルを活用した画像生成・編集機能も追加され、資料作成の幅が広がっています。
Keynoteでは、概要テキストからプレゼンテーションのドラフトを生成する機能や、既存スライドから発表者ノートを生成する機能が提供されています。Numbersでは、パターン認識にもとづいて数式を提案する「マジックフィル」が利用可能です。

Apple Creator Studioを使うには?
日本では、App Storeからサブスクリプション登録するだけで利用できます。1か月の無料トライアルが提供されており、Mac・iPad・iPhoneのいずれかを所有していれば、すぐに対象アプリのAI機能とプレミアムコンテンツにアクセスできます。
Apple Creator Studioは、動画・音楽・画像・文書制作の各工程にAIを活用し、制作環境全体の効率化を図るサービスとして展開されるでしょう。






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