目次
- iPhoneは「マイナ保険証」として本当に使えるの? 医療機関や薬局の対応状況や利用条件をチェック
- 【準備編】iPhoneをマイナ保険証として使うために。まずはマイナンバーカードを「ウォレット」に追加
- 【実践編】医療機関や薬局で使ってみた。顔認証付きカードリーダでiPhoneを読み取ろう
- iPhoneのマイナ保険証。実際に対応している医療機関はどのくらいある?
- よくある不安と誤解Q&A。iPhoneを買い替えたら? 失くしたら? 子どもの保険証は?
- iPhoneのマイナ保険証はどんな人におすすめ? プラスチックカードとの使い分け
- まとめ:iPhoneマイナ保険証は「今はプラスチックカード併用」が安心。手ぶらで受診、の未来はすぐそこ?
iPhoneをマイナンバーカードの保険証(マイナ保険)として使えるの? iPhoneだけで病院や薬局を受診できる? マイナ保険証への移行が進む中、こうした疑問を持つiPhoneユーザは少なくありません。
2025年6月から、iPhoneでもマイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書)に対応しました。さらに同年9月からは、利用環境が整った医療機関・薬局を対象に、スマホをマイナ保険証として利用できる取り組みが順次開始されています。条件を満たせば、iPhoneを健康保険証として使えるのです。
ただし現時点では、すべての病院・薬局でiPhoneのマイナ保険証が使えるわけではありません。受付端末の対応状況や本人確認方法によっては、従来の保険証や実物のマイナンバーカードの提示を求められるケースもあります。
この記事では、iPhoneでマイナ保険証を使うための設定方法、病院・薬局での具体的な使い方、受付の流れを解説します。また、よくある疑問や事前に知っておきたい注意点まで、デジタル庁・厚生労働省の公式情報と医療機関の実例をもとにわかりやすく整理しましょう。
iPhoneだけで保険証代わりになるのか知りたい。マイナンバーカードをスマホに入れて病院に行きたい。そんな方は、ぜひ参考にしてください。
iPhoneは「マイナ保険証」として本当に使えるの? 医療機関や薬局の対応状況や利用条件をチェック
結論から言うと、iPhoneを「マイナ保険証(健康保険証)」として利用することは可能です。
ただし現時点では、「すべての病院で」「今すぐ完全に」利用できるとは言えません。そのため、プラスチックカードの保険証やマイナンバーカードは携帯しておくのが安心でしょう。
というわけで、まずはiPhoneのマイナ保険証で今できること・できないことを整理していきます。
iPhoneのマイナ保険証だけで受診できるケース
以下の条件をすべて満たしている場合、実物のマイナンバーカードを持たず、iPhoneだけで医療機関や薬局の受付が可能です。
・マイナンバーカードをiPhoneの「ウォレット」に登録している。
・受診する医療機関・薬局にスマホ読み取り対応のカードリーダが設置されている。

iPhoneのマイナ保険証が使えない(実物のマイナンバーカードが必要なケース)
一方、次のような場合は、iPhoneを持っていても実物のマイナンバーカードや従来の保険証が必要になります。
・病院や薬局のカードリーダが「マイナ受付対応」であっても、「スマホ読み取り」に対応していない場合(※非常に重要)。
・iPhoneのバッテリが切れている場合。
・通信障害やシステムトラブルでアプリが起動できない場合。
・病院や薬局のカードリーダや受付システムにトラブルが発生している場合。
「マイナ受付対応=スマホ対応」ではない点は、特に誤解しやすいので注意が必要です。
従来の保険証・実物のマイナンバーカードとの違い
iPhoneマイナ保険証の最大のメリットは、持ち物を減らせることです。受付から会計までをiPhoneだけで済ませれば、財布がなくても受診できます。一方、実物のマイナンバーカードと異なり「iPhoneのバッテリ切れ=資格確認ができない」のはリスクでしょう。この点を理解したうえで使うことが重要です。
【準備編】iPhoneをマイナ保険証として使うために。まずはマイナンバーカードを「ウォレット」に追加
iPhoneを保険証として使うには、事前に「マイナポータル」アプリでの設定が必要です。病院や薬局の受付で慌てないよう、自宅で済ませておきましょう。
対応しているiPhone・iOSをチェック! ここがもっとも間違えやすいポイント
すべてのiPhoneが「マイナ保険証」に対応しているわけではありません。この点は誤解が非常に多く、古い情報のまま設定を進めてしまうと「途中で登録できない」「病院で使えない」といったトラブルにつながります。
まず押さえておきたいのは、「マイナポータルアプリが使えるiPhone」と「iPhoneのマイナンバーカード」の対応条件は異なるという点です。
「マイナポータルアプリが使えるiPhone」に対応する条件
・対応機種:iPhone 8以降
・対応iOSバージョン:iOS 16以上
「iPhoneのマイナンバーカード」に対応する条件
iPhoneでマイナ保険証を使うには、ウォレットにマイナンバーカードを追加できることが前提条件になります。そのため、以下の条件を満たしている必要があります。
・対応機種:iPhone XS以降
・対応iOSバージョン:iOS 18.5以上
※iPhone X/iPhone 8/iPhone 7以前の機種は、「マイナポータル」アプリをインストールできたとしても、ウォレットにマイナンバーカードを追加することはできません。
つまり、「マイナポータル」アプリはインストールできたのに、マイナ保険証としては使えない、というケースが起こり得るのです。利用前に、各条件をクリアしているか確認しましょう。
「iPhone マイナンバーカード 保険証 使えない」「iPhone マイナ保険証 対応機種」といった検索キーワードに対する答えの多くは、対応機種・iOSバージョンの条件があっているか?というところにあるのです。
なお、対応状況は今後変更される可能性があるため、設定前には必ず デジタル庁や厚生労働省の最新案内を確認することをおすすめします。
iPhoneのマイナ保険証の設定に必要なもの
まず、以下を手元に用意します。
(1)実物のマイナンバーカード。
(2)署名用電子証明書のパスワード(6〜16桁の英数字)。
(3)「マイナポータル」アプリのインストール。
特に、署名用電子証明書のパスワードには注意しましょう。忘れていると、その場で設定が止まってしまいます。

iPhoneのマイナ保険証、設定の流れ。スマホ用電子証明書の搭載
ここでは、実際の操作イメージに沿って流れを確認します。








なお、デジタル庁の公式YouTubeチャンネルでは、iPhoneへマイナンバーカードを追加する方法が動画で解説されています。

【実践編】医療機関や薬局で使ってみた。顔認証付きカードリーダでiPhoneを読み取ろう
事前設定が終わったら、医療機関で使ってみましょう。多くの病院や薬局では、顔認証付きカードリーダーが設置されています。今回は筆者が実際に試してみました。

(1)医療機関や薬局受付で「スマホ認証」を選択

(2)「iPhone」を選択

(3)iPhoneをリーダにかざす

(4)情報提供の同意などを行う

(5)認証が完了します

なお、デジタル庁の公式YouTubeチャンネルでは、iPhoneをマイナ保険証として利用する方法も動画で公開されています。

iPhoneのマイナ保険証が読み取られないときの対処法
・iPhoneのケースを外す:厚手のケースや金属入りのケースは、通信を妨げることがあります。
・かざす位置を調整:iPhoneをリーダにかざす部分は「背面上部」です。リーダの中心にiPhoneの“アタマ”を合わせるイメージでかざしてください。
iPhoneのマイナ保険証。実際に対応している医療機関はどのくらいある?
続いて、「iPhoneのマイナ保険証を設定したのに使えなかった」というトラブルを防ぐために、知っておくべき情報をお伝えします。
マイナ保険証の普及状況は? 1日に約455万件利用されている
厚生労働省はマイナ保険証の普及を進めています。2025年11月の利用件数は延べ1億464万件(1日あたり約455万件)。制度としての利用は着実に広がっているようです。そして2025年9月19日。利用環境が整った医療機関・薬局を対象に、スマホをマイナ保険証として利用できる取り組みが順次始まりました。
ただし、すべての「マイナ受付対応病院・薬局」がスマホでのマイナ保険証に対応しているわけではありません。現場では、カード対応のみの受付端末とスマホ対応端末が混在しており、対応状況は医療機関・薬局ごとに異なるのが現状です。
医療機関の対応状況は、厚生労働省の公式サイトでチェック可能
厚生労働省の公式サイトでは、マイナ保険証のスマートフォン利用に対応している医療機関・薬局を検索できるページが公開されています。受診前に確認しておくと、当日「使えなかった」という事態を防ぎやすくなります。あわせて、病院や薬局の公式サイトに掲載されているお知らせ欄も確認してきましょう。

改めて…受診前に確認しておくべきポイント
・使っているiPhoneやiOSは、「マイナポータル」アプリに対応している?
・使っているiPhoneやiOSで、マイナンバーカードを「ウォレット」に追加できる?
・かかる医療機関や薬局は、スマホのマイナ保険証に対応している?
・iPhoneのバッテリ残量は十分残っている?
・念のためプラスチックのマイナンバーカードも持った?
iPhoneのマイナ保険証が使えない? トラブルの発生理由をチェック
実際に医療機関や薬局へ行ってみたものの、iPhoneのマイナ保険証が使えなかった、というケースは珍しくありません。主な理由は次のとおりです。
・病院や薬局の受付システムが、スマホでのマイナ保険証に未対応。
・通信障害やシステムメンテナンスの影響で、一時的に利用できない。
・複数ある受付端末のうち、一部の端末だけがスマホ対応となっている。
このように、制度としては利用可能でも、現場の準備状況が追いついていない場合があります。「準備はしっかりしたのに使えなかった」というトラブルは、これらが原因になって起こることが多いです。
よくある不安と誤解Q&A。iPhoneを買い替えたら? 失くしたら? 子どもの保険証は?
Q. 本当に保険証を持っていかなくていいの?
A. 対応医療機関であれば、iPhoneだけで受付可能です。ただし、まだスマホに対応していない病院や、システムトラブルが起きる可能性もあります。そのため、当分の間は実物のマイナンバーカードや保険証も一緒に持っていくと安心です。
Q. iPhoneを機種変更したらどうなるの?
A. 新しいiPhoneでは、改めて「スマホ用電子証明書」の発行手続きが必要です。データは自動では引き継がれません。なお、新しいiPhoneで手続きを行うと、古いiPhoneの証明書は自動的に使えなくなります。
Q. 子どもの保険証を、親のiPhoneにまとめて入れられる?
A. 原則として「スマホ1台につき1人分のみ」登録できます。そのため、子どもの分を親のiPhoneに入れることはできません。子どもの保険証は、実物のマイナンバーカードを使うか、子ども自身のスマホで利用する必要があります。
Q. iPhoneを紛失したらどうすればいい?
A. すぐに「マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)」へ連絡し、スマホ用電子証明書の一時利用停止を依頼してください。あわせて、iPhoneを「探す」機能で紛失モードに。Apple Payなどをロックしておくとより安心です。
iPhoneのマイナ保険証はどんな人におすすめ? プラスチックカードとの使い分け
iPhoneのマイナ保険証がおすすめな人
次のような人は、iPhoneのマイナ保険証を便利に使えるでしょう。さっそく活用することをおすすめします。
・外出時は必ずiPhoneを持ち歩いている。
・できるだけ持ち物を減らしたい。
・新しい仕組みを少しずつ試してみたい。
プラスチックカードの併用がおすすめな人
一方、次のような場合、当面は従来の方法と併用するのがおすすめです。
・かかりつけの病院や薬局が、まだスマホ対応していない。
・暗証番号の入力や操作に不安がある。
・家族の保険証をまとめて管理したい。
まとめ:iPhoneマイナ保険証は「今はプラスチックカード併用」が安心。手ぶらで受診、の未来はすぐそこ?
iPhoneのマイナ保険証は、少しずつ利用できる医療機関が増えています。一方、病院や薬局の受付端末やカードリーダの対応状況には、まだ差があります。現時点では、無理に完全移行する必要はありません。
・設定だけは今のうちに済ませておく。
・受診時は念のため実物のマイナンバーカードも持っていく。
・iPhoneのバッテリ残量に気を配る。
これらの点を意識しながら「使える場所ではiPhoneを使う」という形から始めてみると安心です。今後、対応する医療機関や薬局が増えれば、本当の意味での「手ぶらで受診」が当たり前になる日も近づいていくでしょう。

おすすめの記事
著者プロフィール









![アプリ完成間近! 歩数連動・誕生日メッセージ・タイマー機能など“こだわり”を凝縮/松澤ネキがアプリ開発に挑戦![仕上げ編]【Claris FileMaker 選手権 2025】](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/10/IMG_1097-256x192.jpg)