目次
- 日々成長していく我が子の“声”を記録したい! でもiPhoneの内蔵マイクでは限界…
- ゼンハイザーの最新マイク「Profile Wireless 1-Channel Set」ってどんな製品?
- iPhone、iPad、Macでも! “挿すだけ”ですぐに使い始められる
- 音質は音質は“プロ級”! 細かなニュアンスも捉えてくれる
- マイクに内蔵ストレージとバックアップ録音機能が載ってるから安心!
- 騒がしい盆踊り大会でも“子どもの声”をクリアに録音できた!
- ワイヤレス通信の性能はバツグン。最大245m離れた場所の音も録音できる!
- 筆者の音楽ライブでも試してみた! 音の広がりや臨場感はやや物足りない…。
- 服には付属マグネットで装着! コイルケーブルでカメラとの接続も安定感バツグン
日々成長していく我が子の“声”を記録したい! でもiPhoneの内蔵マイクでは限界…
スマートフォンでの動画撮影は、日常の「今」を気軽に記録できる便利な手段です。特に子育て中の家庭にとっては、成長の瞬間を手軽に映像として残せることは何にも代えがたい大切な記録となるでしょう。
筆者にも2歳の子どもがいます。少しずつ言葉を覚えていくその愛らしい姿を毎日のようにiPhoneで録画しているのですが、屋外での撮影では風や環境音に紛れてしまい、思うように声が残らなかったことも…。
特に人が多い場所では、iPhoneの内蔵マイクだけでは音声の収録に限界を感じていました。
そんななか、ゼンハイザーの「Profile Wireless 1-Channel Set」を試す機会をいただきました。今回は、実際に使用してみた感想をお伝えしたいと思います。
ゼンハイザー(Sennheiser) PROFILE WIRELESS 1-CHANNEL SET プロファイルワイヤレス1チャンネルセット小型 …
ゼンハイザーの最新マイク「Profile Wireless 1-Channel Set」ってどんな製品?
「Profile Wireless 1-Channel Set」は、2.4GHz帯を採用したワイヤレスマイクシステム。2025年1月30日に発売された「Profile Wireless」の派生モデルです。
従来のモデルは、マイク2基+レシーバ+充電バーという構成なのに対し、こちらのモデルは、マイク1基+レシーバのみのシンプルな1チャンネル仕様。より手軽に導入できるモデルとなっています。

付属品は、USB-Cアダプタが2種類、Lightningアダプタ、マイク用ウインドシールド(風防)、3.5mmジャック対応のコイルケーブル、マグネットで衣服に装着できるマウント、コールドシューマウント用アダプタに加え、すべてをコンパクトに収納できるキャリングポーチまで付いています。


iPhone、iPad、Macでも! “挿すだけ”ですぐに使い始められる
セットアップは非常に簡単で、専用のアダプタを使ってレシーバをiPhone、iPad、またはMacに接続し、マイクとレシーバの電源を入れるだけ。専用アプリのインストールや複雑な設定は不要で、iPhoneなら標準の「カメラ」アプリでそのまま撮影すれば、クリアな音声がしっかり録音されます。
デジタル機器が苦手な人でも迷うことなく使える手軽さは「Profile Wireless 1-Channel Set」の大きな魅力のひとつ。駆動時間は送信しながら最大7時間で、運動会や発表会など長時間のイベントでも安心です。
さらに、レシーバには出力用のヘッドフォン端子が搭載され、収録中に音声をモニタすることもできます。なお、マイク単体での録音のみであれば、最大14時間の使用も可能です。

音質は音質は“プロ級”! 細かなニュアンスも捉えてくれる
この製品の魅力は、優れた音質にもあります。音質を示す重要な指標であるSN比(Signal-to-Noise Ratio)は78.5dB(A)。これは、プロ向けの高品質マイクに匹敵するレベルで、周囲の雑音に埋もれることなく、話し声や細かなニュアンスもしっかりと捉えてくれます。
また、周波数特性は60kHz〜20kHzと人間の可聴域をほぼカバーしており、プロのレコーディング現場でも十分通用するクオリティです。
実際、映画やテレビ制作の現場で使われてるプロ向けショットガンマイク「MKH 416」に似た音声の波形を持っています。高解像度で透明感のある音で手軽に録音できるのも大きな魅力です。
さらに、最新のファームウェアにより32bit録音に対応。広いダイナミックレンジを持ち、録音時に多少の入力レベルオーバーがあっても、後処理で救える点は大きな安心感です。
マイクに内蔵ストレージとバックアップ録音機能が載ってるから安心!
「ワイヤレスマイクは接続が不安定だと音が途切れるのでは?」と不安に思う人は多いかもしれません。実は「Profile Wireless 1-Channel Set」には、万一のためのバックアップ録音機能が搭載されています。


レシーバとの接続が一時的に途切れてしまっても大丈夫。マイク本体に内蔵された16GBメモリに音声が最大30時間ぶん録音される仕組みです。
録音後は、マイクをUSB-CでMacに接続すれば外部ストレージとして認識され、iPhoneやmacOS上でWAV形式のファイルを簡単に取り出すことができます。


もちろん、動画編集時には映像と音声の同期作業が必要になる場合もありますが、「せっかくの映像に声がまったく入っていなかった」という最悪の事態を避けられるのは大きな安心材料です。
プロの現場はもちろん、大切な瞬間を残したい個人ユーザにとっても、心強い設計といえるでしょう。
騒がしい盆踊り大会でも“子どもの声”をクリアに録音できた!
実際に、近所の盆踊り大会で「Profile Wireless 1-Channel Set」を使ってみました。甚平を着た子どもにマイクを装着し、iPhoneで動画を撮影。
やぐらから響く太鼓や盆踊りの歌声、人混みのにぎやかな環境にもかかわらず、子どもの声はしっかりと鮮明に収録されました。

撮影時には筆者が聞き取れなかった小さな声まではっきり再生され、家族や親戚からも「かわいい声がきれいに聞こえるね!」と好評でした。騒がしい環境でも大切な声をクリアに記録できるのは、この製品ならではの強みです。

比較のためにiPhoneの内蔵マイクでも撮影してみましたが、子どもの声は周囲の雑音に埋もれてしまい聞こえませんでした。この差は歴然です。
ワイヤレス通信の性能はバツグン。最大245m離れた場所の音も録音できる!
ワイヤレスでの通信距離は、見通し環境で最大約245m、屋内や遮蔽物がある状況でも最大約150m(カタログ値)。
実際に広い公園で試した際も、iPhone 15 Pro Maxの5倍ズームでちょうど収められるほど遠くにいた子どもの声もバッチリ録音できました。

撮影したのは風が強い日でしたが、付属のウインドシールドを装着したことでノイズも最小限に抑えられました。

筆者の音楽ライブでも試してみた! 音の広がりや臨場感はやや物足りない…。
筆者は音楽活動も行っており、ライブ演奏をiPhoneで撮ることがあります。その際、ステージから離れた場所から撮ると観客の会話まで録音されてしまうのが悩みでした。
そこで「Profile Wireless 1-Channel Set」を使い、マイクをお客さんのいない最前列の席に三脚で固定し、映像用のiPhoneはやや後方に設置して試してみました。

安定した位置から演奏の音を狙えるのは、動画収録時にとてもありがたいポイントですよね。

実際にライブ演奏を録音してみると、音の広がりや臨場感、迫力という面ではやや物足りなさを感じました。これは、「Profile Wireless 1-Channel Set」がマイク1基による1チャンネル録音(モノラル)専用のためです。
ライブ演奏のような立体的でダイナミックな音場を求める場合は、マイク2基による2チャンネル録音に対応した「Profile Wireless」を選んだほうがよいでしょう。

服には付属マグネットで装着! コイルケーブルでカメラとの接続も安定感バツグン
「Profile Wireless 1-Channel Set」には、使い勝手を高めるアクセサリがいくつも同梱されています。たとえば、マグネット式のマウント。マイク本体を衣服の表側に、もう一方の磁石を裏側に当てるだけでしっかり固定できます。
クリップのように襟やポケットを選ばず、Tシャツやワンピースなどでも自然に装着できるのが便利なところ。小さな子どもに着けるときも、服を傷めずにすむので安心です。

もうひとつは、レシーバをカメラなどに接続する際に活躍する3.5mmジャック対応のコイルケーブル。伸縮性のあるケーブルなので取り回しやすく、余分なコードがぶらつく心配もありません。
iPhoneでの撮影に限らず、機材を組み合わせた本格的な収録にも柔軟に対応できるのが魅力です。

以上のように、「Profile Wireless 1-Channel Set」は、子どもの成長記録や家族動画はもちろん、YouTubeやSNS向け動画、iPadでのポッドキャスト、Vlog収録にもぴったりなアイテムです。
Appleデバイスとの親和性も高く、「手軽に」「高音質で」「すぐに使いたい」という人のニーズに応えてくれるので、ぜひ試してみてください。
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