目次
- 革新的なProカメラシステムを採用。3つのカメラで、8つのレンズ相当の活用が可能
- 業界初のGenlock対応。iPhoneの“撮影機材化”が加速する、新たな進化
- 前面カメラは「四角形センサ」を採用。“センターステージ”でセルフィが捗る
- 搭載チップは「A19 Pro」。優れた処理能力と新たな放熱設計により、スマートフォン史上最高の性能へ
- iPhone史上最長のバッテリ駆動時間を実現。eSIM専用モデルではさらに大容量に
- Super Retina XDRディスプレイが進化。新設計のCeramic Shield 2と新コーティングでタフさも魅力
- 環境への配慮とApple 2030の取り組み。iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは全体の30%が再生素材
- iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは3色のラインアップ。9月19日に発売スタート
- iPhone 17 Pro/17 Pro Maxと一緒に使いたいアクセサリ
Appleは、スマートフォンの限界を再定義する新モデルiPhone 17 Pro/17 Pro Maxを発表した。
新設計のA19 Proチップ、革新的なカメラシステム、プロ仕様の映像機能、環境への配慮、そしてiOS 26による新体験が融合した、Apple史上もっとも完成度の高いiPhoneの誕生だ。
革新的なProカメラシステムを採用。3つのカメラで、8つのレンズ相当の活用が可能
iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、Apple史上最高のカメラシステムを搭載。背面には3つの48MP Fusionカメラを配置し、広角・超広角・望遠の撮影に対応する。

新しい望遠カメラは、56%大型化されたセンサと次世代テトラプリズム設計により、明暗問わず高精細な撮影が可能だ。
最大8倍の光学ズーム(200mm相当)は、スマートフォンとしては異例の性能である。ポートレート撮影に最適な100mmの4倍ズームも搭載し、ユーザのポケットに8つのレンズがあるかのような柔軟性を提供してくれるだろう。
また、Photonic Engineの進化によって画像処理はより自然で高精度に。最大40倍のデジタルズームにも対応し、写真表現の幅が広がること間違いなし。さらに、iOS 26では新しい「Bright Photographic Style」も追加され、肌のトーンを明るくし、写真全体に活気を与える。



業界初のGenlock対応。iPhoneの“撮影機材化”が加速する、新たな進化
iPhone 17 Proは、スマートフォンとしてはじめて「Genlock」に対応。Genlockは、複数カメラの映像をフレーム単位で同期する技術で、映画制作やライブ配信などのプロ現場で重宝される。
また、ProRes RAWやLog 2にも対応し、Final Cut CameraやBlackmagic Cameraとの連係も強化。Blackmagic Designの新製品「Camera ProDock」でも、Genlockがサポートされる。これにより、フレームごとの手動アライメントに時間を費やすことなく、正確なトランジションや高度な映像表現が可能になる。

そして、4K120fps、Dolby Vision HDR録画にも対応を果たした。iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、スマートフォンの映像制作能力は、新たな次元へと進化させるだろう。
前面カメラは「四角形センサ」を採用。“センターステージ”でセルフィが捗る
iPhone 17 Pro/Pro Maxには、Apple初となる四角形センサを採用した前面カメラが搭載された。最大18MPの高解像度に対応し、これまで以上に細部まで鮮明なセルフィ撮影が可能だ。
この新しい「Center Stage」カメラは、広い視野角が魅力。iPhoneを縦に持ったままでも、横向きの写真や動画が撮れるなど柔軟だ。
複数人でのセルフィでは、被写体の人数に応じてフレームを自動で拡大し、全員が画面内に収まるように調整してくれる。ポートレートからランドスケープへの切り替えもスムースだ。
そして、動画撮影では4K HDRの高画質に対応。前面と背面カメラのデュアルキャプチャ(同時収録)も可能となった。Vlogやインタビュー形式の動画制作に最適だ。
搭載チップは「A19 Pro」。優れた処理能力と新たな放熱設計により、スマートフォン史上最高の性能へ
iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、Appleが設計した最新チップ「A19 Pro」を搭載する。6コアCPUはスマートフォン史上最速で、6コアGPUにはNeural Acceleratorを内蔵。16コアNeural Engineとの連係により、AI処理やグラフィック性能が飛躍的に向上させている。
GPUは大容量メモリとキャッシュを備え、ハードウェアレイトレーシングにも対応。AAAゲーム「Arknights」などの高負荷タイトルも快適に動作する。
その体験を支えているのは、ベイパーチャンバーによる放熱設計。アルミニウムシャーシにレーザー溶接されたベイパーチャンバー内には脱イオン水が密封されており、A19 Proから熱を効率的に逃がす。熱は鍛造アルミニウムのユニボディに運ばれ、システム全体に均等に分散される仕組みだ。

通信面では、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread対応の新型N1チップを搭載。AirDropやパーソナルホットスポットの信頼性も向上している。
iPhone史上最長のバッテリ駆動時間を実現。eSIM専用モデルではさらに大容量に
iPhone 17 ProとPro Maxは、新設計のユニボディ構造により、内部スペースが最適化。従来以上に大きなバッテリを搭載している。背面のプラトー構造がコンポーネント配置を効率化し、バッテリ容量の拡張に貢献した格好だ。
そして、A19 Proチップの高効率設計、iOS 26による高度な電源管理機能が組み合わさり、iPhone 17 Pro MaxはApple史上最長のバッテリ駆動時間を達成。ビデオ再生で、最大39時間も駆動する。
さらに、eSIM専用モデルでは、物理SIMのスペースをバッテリに転用することで、追加の2時間分の再生時間を確保。大きなアップグレードとなる。
また、充電面ではAppleが設計した40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W)に対応。USB-C接続により、わずか20分で50%の急速充電が可能だ。
Super Retina XDRディスプレイが進化。新設計のCeramic Shield 2と新コーティングでタフさも魅力
iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、サイズがそれぞれ6.3インチと6.9インチに拡大され、視認性と没入感が向上した。ディスプレイの角は美しい湾曲デザインに沿って丸みを帯び、標準的な長方形として測定すると、対角線で6.27インチ/6.85インチとなる。
新しいSuper Retina XDRディスプレイは、Appleが設計した「Ceramic Shield 2」で前面と背面の両方が保護されており、耐亀裂性は従来の背面ガラスの4倍に向上。さらに、Apple独自の新コーティングにより、耐傷性は3倍、反射防止性能も強化された。
そして、ディスプレイは最大120HzのProMotionに対応。滑らかなスクロールやゲーム体験を提供する。常時表示にも対応するため、通知や情報をいつでも確認可能だ。
また、iPhone史上最高の明るさとなる最大3000ニトのピーク輝度を実現。これは、直射日光下でも画面がはっきりと視認できるレベルの輝度だ。屋外コントラスト比も2倍に向上し、映像や写真の色彩がより鮮明に表示される。
環境への配慮とApple 2030の取り組み。iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは全体の30%が再生素材
Appleは「Apple 2030」計画のもと、製品のカーボンニュートラル化を推進している。iPhone 17 Pro/17 Pro Maxでは、バッテリに100%リサイクルコバルト、基板に100%リサイクル金を使用しているという。およそ全体の30%が再生素材だ。
製造工程では、再生可能エネルギーによる電力使用率が40%に達しており、パッケージも100%繊維ベースでリサイクル可能。耐久性と修理性にも配慮され、長期的なソフトウェアサポートも提供される。
Appleは、製品の設計段階から環境負荷を最小限に抑える取り組みを続けており、iPhone 17 Proはその象徴的存在となっている。
iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは3色のラインアップ。9月19日に発売スタート
iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、ディープブルー、コズミックオレンジ、シルバーの3色展開。

ストレージは、256GB/512GB/1TB/2TB(iPhone 17 Pro Maxのみ)から選択できる。価格はiPhone 17 Proが月額4994円から、あるいは17万9800円から。iPhone 17 Pro Maxが月額5441円から、あるいは19万4800円から。
日本では9月12日(金)午前5時から予約開始。9月19日(金)に発売がスタート。なおApple Trade Inでは、iPhone 13以降のモデルを対象に最大12万円の下取りも提供される。
そして、新アクセサリとして、TechWovenケース(5色)、MagSafe対応クリアケース、シリコンケース(6色)、クロスボディストラップ(10色)が登場した。MagSafe付きFineWovenウォレットや新型40W/60W電源アダプタ、Qi2対応MagSafe充電器もラインナップされている。


また、AppleCare+やAppleCare Oneによる保証プラン、iCloud+のストレージ拡張、Apple ArcadeやApple Musicなどの3カ月無料サービスも提供される。
iPhone 17 Pro/17 Pro Maxと一緒に使いたいアクセサリ
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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_













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