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iPhoneを“黒電話化”!? ダイヤル発信、着信できてスピーカにもなる。ドンキホーテの「昔ながらの黒電話」レビュー

著者: 大竹望未

iPhoneを“黒電話化”!? ダイヤル発信、着信できてスピーカにもなる。ドンキホーテの「昔ながらの黒電話」レビュー

ドンキホーテで面白い製品を見つけました。その名も「昔ながらの黒電話」。

iPhoneとBluetoothを接続して、発信・受信ができるとか。さらには、スピーカとして音楽をかけることもできるそう。

レトロ好きにはたまらないガジェットですが、本当に使えるのか…? さっそくレビューしていきます。

ダイヤルに受話器…。 まるで本物の黒電話!

形は黒電話そっくりです。中央には、ダイヤルがついています。ちなみに、重さは900gでそこまで重くありません。

本物の黒電話にある重厚感はあまりなく、おもちゃっぽさは否めません。ですが、そこもポップでかわいらしい。

底面にあるスイッチを押すと、電源が入りました。

受話器を持ち上げると、固定電話らしい「プー」という発信音がなります。

さっそく、Bluetoothに接続すると、スムースにつなぐことができました。製品の中央には、警察など主要な緊急連絡先の電話番号が書かれていました。




複雑な設定いらず! すぐに電話として使い始められる

受話器を電話本体から外し、かけたい電話番号のダイヤルを回します。すると、受話器からプルプルという呼び出し音がなり、相手にかけることができました。

iPhoneの画面上では、通常電話をかけているときと同じような画面になります。

発信中の画面。

かくいう私、実は黒電話のあのデザインが好きで、設置方法を調べたこともあるのですが、新たに自宅に置くのは回線の関係により、かなりハードルが高いです。というか、ほとんど無理に近いレベルです。

一方でこの製品であれば、Bluetoothをつなげて、ダイヤルを回すだけで電話をかけることができました。USB C to Cケーブルによる充電式なので、場所を固定する必要もなく、移動も簡単です。

充電の差し込み口が背面についているので、充電する際はこのように裏返しておく形となります。

強いて言えば、かけることにコツがいることくらいでしょうか。かけるときにカチッというまでストッパーの位置に指を押し込まなければいけません。勢いをつけて発信できない「1」などの番号を回すときは、なかなか上手くいかず苦労しました。

ゆっくり発信していると途中でかかってしまう点に注意です。#をダイヤルすると、直前にかけた番号に発信できます。

そもそも、私があまり黒電話というものに触れたことがないことも理由としてあると思うのですが…。番号を間違えても電話がかかってしまうので、使いこなせるまで発信には注意が必要です。

こちらに電話がかかってくるとジリジリという黒電話らしいベル音が流れます。そこもレトロなポイントです。またベル音の音量は、底面で調節することができました。

ちなみに、LINEなどの通話アプリを使用しての通話も可能です。ダイヤルを回さず、アプリ上の通話開始ボタンを押せば、受話器で会話ができます。

黒電話から音楽が流れる! スピーカとしての実力は?

もう一点気になるのは、スピーカとしての実力です。

使って見たところ、音は一般的なスピーカと変わりません。高級なスピーカと比べれば音質は落ちるかもしれませんが、音楽を聴く分には問題ないと感じました。

他のスピーカと違うところでいうと、再生を開始したときにプッという謎の音が流れるのですが、むしろレトロ感を彷彿とさせると個人的には思いました。

音楽が再生している途中でも、受話器をあげればピーという音がなり電話をかけることが可能です。

少し不便なところといえば、スピーカ本体で細かい音量の調節や音楽の停止ができないところでしょうか。またスピーカで音が出る部分が電話機の底面にあるため、若干浮いているとはいえ、机の上などに置くとどうしても音が聞こえづらいというのは難点でした。

背面に電源ボタン、充電の差し込み口などがあります。

ただなんといっても、机に置いてある黒電話から音楽が流れてくるという感覚が面白いです。普通のスピーカで聞くより、テンションが上がります。

作業中でも黒電話があると、昭和にタイムスリップした気分になります。

スピーカと固定電話の代わりとして使え、ちょっとした話題にもなる点を踏まえると、「買い」なのではないでしょうか。おもしろガジェットとして、友だちに自慢できるはずです。




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著者プロフィール

大竹望未

大竹望未

『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利でおもしろいガジェット、iPhoneのTipsを日々探しています!

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