Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

Mac「Canvas」でDALL-E 3を使えば、すぐにイラスト画像が生成できちゃう!

著者: 栗原亮

Mac「Canvas」でDALL-E 3を使えば、すぐにイラスト画像が生成できちゃう!

※本記事は『Mac Fan』2024年3月号に掲載されたものです。

画像生成の「DALL-E 3」をCanvasで気軽に試せる!

2023年の流行語大賞の最終候補にもノミネートされた「生成AI」は、今年に入っても進化を続けています。特にOpenAI社の「ChatGPT」の進化は留まることを知らず、最新のテキスト生成モデル「GPT-4」に加えて、新たに画像生成の「DALL-E 3」が追加されました。

しかし、DALL-E 3を利用できるのは、月額20ドルの有料プランのみです。また、DALL-E 3はマイクロソフトの「Copilot」を使って無料で試せますが、ブラウザの「Microsoft Edge」を利用しなければなりません。

そこで、もう少し気軽にDALL-E 3を試す方法はないかを調べたところ、「Canvas」を見つけました。このMac用ソフトを使えば、OpenAIのWebサイトから発行したAPIキーを登録することで、DALL-E 3による画像生成を試せます。

Canvas

【開発】
Kevin Hermawan
【価格】
無料
「Canvas」はOpenAIの画像生成モデルDALL·Eを利用してイラスト画像を作成できるソフトです。Canvasの公式サイトで[Download on GitHub]をクリックすると、GitHubから最新版をダウンロードできます。動作要件はmacOS 14 Sonoma以降のMacとなっています。

イラスト生成ソフト「Canvas」で、DALL-Eの実力を試してみよう!

Canvasの使い方はとても簡単です。生成したい画像を表現するテキスト文(プロンプト)を入力して実行すれば、自動的にイラスト画像が生成されます。また、設定によって同時生成する画像の枚数を増やしたり、画像のサイズを変更したりすることもできます。


OpenAIのアカウント登録を済ませ、WebサイトからAPIキーを取得します。[Create new secret key]をクリックするとAPIキーの作成とコピーが可能です。
その後、Canvasの設定画面を開き、[API Key]欄の[Change]を押して登録します。
サイドバーの[Image Generation]を選んだ状態で、中央下の入力欄に生成したい画像のプロンプトを入力します。日本語でも英語でも問題ありません。[↑]ボタンをクリックすると画像が生成されます。

「Canvas」ではDALL-E 2も利用可能! 編集機能も使ってみよう

さらに、Canvasでは画像生成モデルとして最新版のDALL-E 3とDALL-E 2を選択可能。DALL-E 2を選んだ場合は、作成した画像の一部を編集したり、異なるバリエーションの画像を生成したりできます。さまざまなプロンプトを入力して、ぜひ皆さんも試してみてください。

[DALL-E 2]から[DALL-E 3]に変更すると、生成できる画像のサイズや縦横比、クオリティなどを変更できます。無料で試したい場合は、トークンの消費量が多くなるので使い過ぎに注意しましょう。

なお、アカウント作成から3カ月有効の18ドル分無料トークンが付与されますが、画像を生成するごとにトークン数が減ります。画像生成モデルの種類や設定したパラメータによって消費数は異なり、1枚あたりの目安はDALL-E 2で256ピクセル角の画像を生成した場合は0・016ドル、DALL-E 3によるHD画質のワイド画像(1792×1024ピクセル)では0・12ドルです。また、プロンプトを日本語にすると、トークンが多めに消費されます。トークンを使い切った場合は、OpenAIのWebサイトでクレジットカード情報を登録して、5ドル以上の追加枠を購入できます。

著者プロフィール

栗原亮

栗原亮

1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。

この著者の記事一覧

おすすめの記事