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クラウドストレージの容量をまとめて“見える化”! Macアプリ 「DaisyDisk」は、ファイルの断捨離にも超便利

著者: 栗原亮

クラウドストレージの容量をまとめて“見える化”! Macアプリ 「DaisyDisk」は、ファイルの断捨離にも超便利

Screenshot

※本記事は『Mac Fan』2022年9月号に掲載されたものです。

クラウドストレージは空き容量を確認するのが大変…

写真や動画データは増えれば増えるほど、内蔵ストレージの容量を圧迫します。そこで最近はiCloud DriveやGoogleDrive、Dropboxといったクラウドストレージに保存している人が多いのではないでしょうか。筆者も写真や動画のみならず、さまざまなファイルをさまざまなクラウドストレージに保存しています。

クラウドストレージは外付けストレージと比べて便利な点がいろいろとありますが、多数のサービスに契約していると、それぞれの空き容量などを確認するのが大変という問題があります。iCloud Driveに関してはシステム環境設定の[Apple ID]パネルを開けば簡単に確認できるものの、それ以外のクラウドストレージは個別にアプリを開いたり、Webサイトにログインしたりして確認しなければなりません。

定番ソフト「DaisyDisk」は、クラウドストレージの管理にも使えちゃう!

そこで便利なアプリがないか探していたところ、「DaisyDisk」が目に止まりました。Macの内蔵ストレージ利用状況をグラフィカルに視覚化してくれる定番ユーテリティソフトなので知っている人も多いでしょうが、なんと最近のバージョンアップによって主要なクラウドストレージサービスに対応していたのです。

DaisyDisk

【開発】
AHS
【価格】
1220円

すぐに起動して、利用するクラウドストレージのアカウント認証を行うと、これが実に便利。各クラウドストレージの空き容量を一覧で確認できるほか、それぞれの利用状況がファイルの種別ごとに視覚的にわかります。たとえば、Google Driveをチェックしたところ、Gmailの容量が数十ギガバイトにもなっていることを発見できました。普段は意識しにくいクラウドの意外な無駄遣いを見つけられます。

Macのストレージ利用状況を放射状のグラフで視覚化してくれる定番ユーティリティが「DaisyDisk」です。有料アプリですが、プライバシー情報の収集もなく安心して使えます。執筆時の最新バージョンは4.23.1。バージョン4.20から、クラウドストレージの解析が新たに可能になっています。

DaisyDiskを起動して[アクション]メニューを選択すると、DropboxやGoogle Drive、One Drive、Boxというメジャーなオンラインストレージサービスの登録が行えます。

Google Driveの場合は、Googleアカウントでサインインし、ファイルを削除できるようにアクセス権の許可などを行います。

クラウドのみ保管中のファイルの容量も表示できる!

また、特に便利と感じたのはDropboxで「選択型同期」(特定のフォルダだけ同期)をしている場合。MacのFinderでは、ローカルで同期しているファイルの合計容量しか確認できませんが、デイジーディスクであればクラウドにのみ保管されているファイルの容量も表示可能。そして、不要なファイルがあればデイジーディスク上で直接削除できる点もメリットです。

各社のクラウドサービスを登録すると、このように各サービスの空き容量が一目でわかります。[スキャン]ボタンをクリックすると、最新のストレージの使用状況を取得できます。

Google Driveなどの個別サービスを選択すると、さらに詳細な利用状況がわかります。不必要な領域を選択して左下のアイコン部分にドラッグすれば削除できます。

著者プロフィール

栗原亮

栗原亮

1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。

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