便利な一方、詐欺の入り口にもなり得るQRコード
WebサイトやSNSアカウントなどへのリンクを不特定多数の人に共有する際、何かと便利なQRコード。しかし最近では、QRコードからフィッシングサイトに誘導され、詐欺被害にあうケースもあるようだ。作るときも使うときも注意したい。
もちろん、QRコードの利用自体を避けるべきというわけではなく、すべてのQRコード作成サービスが危険というわけでもない。ただ、安全性は高いに越したことはないはずだ。そこで、サードパーティアプリやWebサービスを使うことなく、Macの純正機能だけでQRコードを作成する方法を覚えておこう。Mac単体で処理が完結し、オフライン環境でも使えるテクニックだ。
Macの「ショートカット」でレシピを呼び出そう
使うのは、Macの純正アプリ「ショートカット」。
ショートカットを起動後、サイドバーから[ギャラリー]にアクセス。続いてウインドウ右上の検索窓に「コード」と入力しよう。表示される[QRコードを作成する]の[+]をクリックしたら、サイドバーの[すべてのショートカット]に追加される。これで準備は完了だ。
ショートカットでQRコードを作成する手順
まずは、サイドバーの[すべてのショートカット]にアクセスしよう。[QRコードを作成する]にマウスカーソルを合わせると、[再生]ボタンのようなアイコンが表示されるので続けてクリック。
あとは表示されたダイアログに沿って進めていけばいい。今回は[Webサイトを開く]を選択し、Mac Fan Portalのトップページのリンクを貼り付けた。
[完了]をクリックすれば、QRコードが作成される。[共有]ボタンからは、純正の「メール」「メモ」「写真」などに転送可能だ。ファイルとして管理したいのであれば、[“プレビュー”で開く]をクリックし、QRコードが「プレビュー」で表示されたらメニューバーから保存しよう。
利用する頻度が高いなら、このショートカットをDockに配置するのもおすすめ。[すべてのショートカット]の[QRコードを作成する]にマウスオーバーし、副ボタン(右ボタン)クリックすると表示されるメニューから、[Dockに追加]を選べばいい。
Macの「ショートカット」でQRコードを作る方法は、Mac Fan TVでも解説しています!
著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_