Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

うわっ…私のサブスク費用、高過ぎ…? Macアプリ「Subtrack」で加入中のサブスクを一覧しよう

著者: 栗原亮

うわっ…私のサブスク費用、高過ぎ…? Macアプリ「Subtrack」で加入中のサブスクを一覧しよう

Screenshot

※本記事は『Mac Fan』2020年10月号に掲載されたものです。

サブスク費用が積もり積もって高額に

この数年で多くのWebサービスやアプリなどが月額/年額で支払う「サブスクリプション(以下サブスク)」へと移行しました。Apple MusicやNetflixといったエンタメコンテンツ系のサービスはもちろんですが、アマゾンプライムの年会費や消耗品の「定期おトク便」などもサブスク課金の一種と言えるのではないでしょうか。

これら一つ一つのサービスは月額数百円から数千円程度とそれほど高額には感じない価格設定です。しかし、たとえ数百円でも積もり積もると結構な金額になるだけでなく、クレジットカードの明細を見た際にどのサービスの引き落としなのかわからなくなってしまうこともあります。AppleTV+のように忘れた頃に課金が開始されてしまうサブスクも要注意ですね。

そこで、利用中のサブスクサービスをいったん全部リストに書き出してみることにしましたが、もっと一目で把握できるソフトがないか探してみることにしました。

「Subtrack」でサブスクの加入状況を見える化

サブスク管理のサービスやアプリにもいろいろありますが、今回はデータを入力していくだけで見栄えのよいビジュアルでまとめてくれる「Subtrack」というソフトを利用してみました。無料版では3つまでしかサービスを登録できないので、インターフェイスが好みであれば最初から370円で課金してしまうのがおすすめです。

Subtrack

【開発】
Mohit Nandwani
【価格】
無料(アプリ内課金あり)

ソフトは英語版ですが、入力項目はそれほど難しいものではないので片っ端からサブスクサービスを登録してみましょう。アドビのクリエイティブ・クラウドに加入していたりすると年間で10万円を超える額をサブスク利用していることも珍しくないことがわかるでしょう。

「Subtrack」はサブスクリプションサービスやアプリの登録日や合計金額などを管理できるソフトです。Mac Catalystで開発されているため、動作条件がmacOS Catalina以降となります。起動したら[Add Subscription]をクリックしましょう。

サービス名やアプリ名を入力し始めると候補が表示されます。英語版のみですが、300種類以上のサブスクに対応していて、自分で用意されているアイコンから選ぶこともできます。金額や支払い日などの情報を登録していき、[Save]で保存します。

不要なサブスクはApp Storeから解約しよう

また、データを登録するうちに不要なサブスク課金を発見しやすいのも利点です。Appleのサービスで課金しているものであれば、アカウントサービスでサブスクの継続をキャンセルできます。サブトラックにはリマインダや課金時の通知機能もあるので、定期的にチェックしてサブスクの利用状況を見直していきましょう。

サービス名を登録していくと、利用中のサブスク一覧が表示され、月額や年額の合計なども表示できます。1つ1つは比較的低額でも合算するとかなりの支払い金額になることがわかります。

アプリ内課金( 370円)すると4つ以上のサービス登録やiCloud同期サービスが使えます。また、ウインドウ左上の設定アイコンをクリックして[Export Data as CSV]でCSV書き出しが可能です。

「App Store」で自分のApple IDをクリックし、[情報を表示]でアカウント情報のサブスクリプションの[管理]から有効なサブスクリプションを選択。

すると継続課金をキャンセルできます。

著者プロフィール

栗原亮

栗原亮

1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。

この著者の記事一覧