アナログレコードをデータ化して場所を選ばず再生した場合、一番簡単なのは、「デジタル取り込み機能付き」のレコードプレーヤを使う方法です。これらの多くにはUSB端子が搭載されており、デバイスとつなぐだけで簡単に取り込みが行えます。
一方で、すでにプレーヤを持っている場合は、録音用のデバイスをiPhoneを接続して使うことで取り込みが行えます。注意点として、レコードの音声を通常のライン信号に変換する「フォノイコライザ」の必要性が挙げられます。最近はフォノイコライザを内蔵しているプレーヤも多いので、まずはそこをチェックしておきましょう。
懐かしのレコードをiPhoneに録音
フォノイコライザ内蔵のレコードプレーヤと、iOSデバイス対応のオーディオインターフェイス「Zoom U─44」を使いアナログ音源をデジタル化してみましょう。フォノイコライザで通常のライン信号になっていれば、「ライトニング─USB」アダプタ経由でiPhoneにつなぐだけで録音デバイスと認識され、さまざまな録音アプリで取り込めます。
ここで注意したいのが、録音された音声が「ステレオ」になっているかという点。ボイスメモ系のアプリではモノラル録音しかできないものもあり、またステレオ対応のものでも、「U─44」のような複数の入力を持つ機器では一つの入力しか認識されず、モノラルになってしまうものもありました。今回使用した「クラウド・オーディオ・レコーダ」アプリでは、しっかりステレオ録音されました。
●フォノイコライザをチェックする
レコードプレーヤの出力信号は、CDプレーヤなどのライン信号に比べて小さく特殊なため、フォノイコライザという装置で増幅する必要があります。昔のオーディオアンプや、DJミキサにはあらかじめ内蔵されており、プレーヤに内蔵されている機種もあります。「PHONO」とその他の切り替えがあるかを確認し、ない場合は単体のフォノイコライザが必要となるので注意しましょう。
●iPhoneとインターフェイスを接続
録音は、ステレオ以上の入力に対応したオーディオインターフェイスであればOK。今回は、「Zoom U-44」をiPhoneとレコードプレーヤと接続しました。
ZOOM U-44
【発売】ズーム
【実売価格】1万6000円前後
【URL】https://www.zoom.co.jp/ja/products/production-recording/audio-interfaces/u-44-handy-audio-interface
●「Cloud Audio Recorder」で録音
Cloud Audio Recorder
【開発】Yamaha Corporation
【価格】無料
【URL】App Store>ミュージック
ヤマハの無料アプリ「Cloud Audio Recorder」ではステレオ録音されるのを確認済みで、さらに不要部分のカットや音量調整などの加工も行えるのでおすすめです。